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YASU-PACINO主宰Honey Recordsより、レーベルの記念すべき第1弾リリースとなった2012年の7inch『SPY vs SPY REMIX 』の原曲「SPY VS SPY」も収録した、熊本拠点のオルタナティブ・バンドDoit Scienceの初のアナログ・レコード作品『2003-2023』がリリース。
ヒップホップ・バックグランドを軸に、toeのドラマー柏倉隆史やStimのキーボードプレイヤー中村圭作とのコラボレーションはじめポストロック~オルタナティヴなアプローチも展開してきたHoney Recordsの主宰=YASU-PACINOの耳も身体も心も魅き寄せて、レーベル始動のきっかけを作ったともいえるバンド=Doit Scienceのベスト・セレクション・アルバム。
熊本を代表するクラブ/ライブハウス"NAVARO"を根城に活動するDoit Scienceは、ポストロックディスクガイドに2012年作『Information(& records)』が紹介されるなどオルタナティヴ~ポスト・ロック文脈でも高い人気と評価を集め続けている2003年結成の4ピースバンド。ヒップホップ、ファンクなどともシンクロする中毒的なグルーヴ、豊かなヴォーカル/ハーモニー、ダブ/サイケデリックな音の響きと巡り、スリリングなポストパンク的初期衝動性、プログレ~フリージャズにも通じる自由度の高い楽曲構成など、多彩で濃密な音楽性を唯一無二のバンドサウンドに集約。”九州に行くならDoit Science”とも囁かれる、「熊本の至宝」と呼ぶに相応しいカリスマティックな存在となっている。
ヒップホップな耳にもフィットするレイドバックしたビート感、ダブ/エフェクティヴな音の響、刺激的なフリーフォームな展開が巡る「Technology」、ジャズやソウル/ファンクとも共振するリズム/ヴァイブレーションがサイケデリックなアレンジと予測不能な展開で繰り広げられる「Niagara Night 」、ダブもシューゲイズも呑み込むギターの巡りが躍動的なリズムアンサブルに展開する「 東京タワー 」、ギターとヴォーカルの共鳴の巡りを”ダブ””ヒップホップ”な”間”も随所に感じさせるリズムに巡らせる「テストパターン(summer version) 」、”オルタナティヴ・ペットサウンズ”とも響くヴォーカル/ギター/リズム/グルーヴのマジカルなハーモニーが展開する「都市計画 」、ファンクネスも忍ばせながらスペーストリップへと誘うかのような「Information is just a needle (plan B) 」、レーベルに衝撃を与えた名曲「SPY vs SPY 」、ジャズやファンクやソウルのグルーヴ/ヴァイブも感じさせる「sugar」。
これまでCDやデジタルリリースされた音源8曲を、ビートメイカーとして国内外でプロップスを集めるAru-2が全曲マスタリング。オルタナティヴな耳とヒップホップな耳を繋ぐ、レーベルの集大成ともいえる注目のアナログ作品が完成。
Doit Science :
DOI (Gu. / Cho.)
Yamaguchi (Ba. / Cho.)
Ono (Dr. / Per.)
Kiyota (Gu. / Vo.)
All songs written by Doit Science
Mixed by Kiyota
Mastered by Aru-2
Artwork by Masashi Ozawa
A&R : Yasu-Pacino
2003年、熊本にて結成。読みは"ドイサイエンス"。 各地よりオブスキュアなアーティストを招聘するイベント"Art Blakey"主催。熊本のオルタナティブシーンに深く関わり続けている。 これまでに自主レーベルmellowsounds worksより1stアルバム"Technology"、& recordsより2ndアルバム"Information"をリリース。 また、LOOLOWNINGEN & THE FAR EASTが全国各地に潜む先鋭的なアーティストをコンパイルした"MITOHOS"、ホームグラウンドである熊本のライブハウス/クラブのNAVAROコンピレーション等々、いくつかのコンピにも参加している。 零れ落ちた音を拾い集めて、丹念に眺めてたのにどこかに忘れてきてしまうようなそんなざっとしたバンド。
Doit Science