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2016年初頭、最果ての超現実ユートピア・ドローンアルバム “2069” をリリースしたEnitokwaの新作は江戸時代から続く京都の茶問屋、宇治香園が提唱する”Tealightsound” シリーズ第3弾。自然音、環境音と電子音、プリペアードピアノが渾然一体に昇華した環境音楽奇観絵巻。
AMBIENT MUSIC= 環境音楽とは聴き方を限定しない音楽のことだと思っています。このアルバムを手にとって下さった方々それぞれの聴き方に馴染みますように今は祈るばかりです。
Enitokwa
シンセサイザー・ミュージックの先駆者、富田勲さんが生前に、「電子音も人間も現象である」と言葉を残されています。宇宙の塵が集合し、やがてまた宇宙の塵へと戻る、その一瞬と永遠。Enitokwaの音楽を聴いて、そんな想いが巡ります。
Chee Shimizu
テアニン(お茶の甘み成分)を芳醇に含んだ音であり、心を傾けてゆっくりと味わうことの出来る逸品。宇治香園での製茶工程を想起させるドキュメンタリーな風景音が全編に配置されており、そこはかとない作為との妙がとても静涼です。 一滴一滴丁寧に抽出された"確実な"作品に安心して身を委ねてみて下さい。径山寺から700余年 連綿と受け継がれる清閑な営みEnitokwaが立ち上らせる薫りはかつての先人達にどう映るのであろうか?
SUGAI KEN
嵐の後に再生させる境地。浮き出たのは有機的で静かなシーケンスと安堵感でした。完成されているEnitokwaの新作を是非!
ALTZ
ENITOKWA / エニトクワ