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久し振りの入荷。国書刊行会から全集が発売されているフランス文学の異端、ルイ=フェルディナン・セリーヌへのインタヴューやシャンソン、友人等による朗読を収録した、セリーヌにまつわる資料としても1級品のCD。
ミッシェル・シモンによる 『夜の果ての旅』 (冒頭部分の抜粋)、女優アルレッティによる 『なしくずしの死』 (抜粋)、ピエール・ブラッスールによる 『夜の果ての旅』 (抜粋) の朗読では、特徴的な文体や悪態の数々が呪いのように綴られた強烈な文章で知られるセリーヌの作品を原文で聞くことが出来る。 そして亡命時代の 『城から城』 (57年) 前後のインタヴュー 「セリーヌは語る」 (1954年)、「アルベール・ズビンデンによるインタヴュー」 (1957年)、「ルイ・ポーウェルスによるインタヴュー」 (1959年)、を収録。文壇の話題をさらったデビューから反ユダヤテキストの数々で国家反逆罪に問われた後の亡命時代まで、波乱に満ちた人生を送ったセリーヌの肉声を収録。極めつけは、セリーヌによるシャンソン (3曲) で、ほとんど語りのようなシャンソンを披露 (たしか全集のどの巻かにシャンソンを録音したエピソードがあったと思う…かなりうろ覚え)。
LOUIS-FERDINAND CELINE / ルイ=フェルディナン・セリーヌ