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マイケル・ジャクソンは救世主である──
「ビリー・ジーン」「スリラー」「ジャム」「スムーズ・クリミナル」「ブラック・オア・ホワイト」「ウィル・ユー・ビー・ゼア」「ヒール・ザ・ワールド」「マン・イン・ザ・ミラー」......
希代のスーパースター=“キング・オブ・ポップ"が数々の名曲に託した魂のメッセージを、東大教授が読み解く!
ムーンウォークはなぜ「ビリー・ジーン」で披露されたのか? 「あの娘が消えた」でなぜいつも泣くのか? 短編映画『ゴースト』はなぜ正式発売されないのか? マイケルの最高傑作はなにか?
大ヒット曲に隠された謎に挑んだ著者は、マイケルの遺した作品に、マハトマ・ガンディーやチャップリンに匹敵する20世紀最大の思想を発見する。「東大話法」や女性装で注目され、『アウト×デラックス』や『TVタックル』にも出演した著者の革命的なマイケル・ジャクソン論、ついに刊行!
【本書「はじめに」より】
⋯⋯マイケルの作品やさまざまの映像・資料を集め、解読した結果、 私は、彼が20世紀最大のエンターテイナー、芸術家、慈善活動家であるばかりではなく、 最大の思想家の一人であるという結論に到達した。 彼の作品は、その思想を厳密に表現するために、完璧に構成されているように私には見えた。 ⋯⋯マイケル・ジャクソンは、ベートーヴェンに匹敵する作曲家であり、 リストに匹敵する演奏者であり、ニジンスキーに匹敵するダンサーであり、 チャップリンに匹敵する映像作家であり、ゴッホに匹敵する画家であり、 キング牧師に匹敵する非暴力活動家であり、マザー・テレサに匹敵する慈善活動家であり、 スティーヴ・ジョブズに匹敵する企業家であり、その上、最も優れた思想家でもあったのである。
安冨 歩(やすとみ・あゆみ/「あゆむ」も可)
1963年大阪府生まれ。東京大学東洋文化研究所教授。
京都大学経済学部卒。銀行勤務を経て、京都大学大学院経済学研究科修士課程修了。博士(経済学)。
著書に『ありのままの私』ぴあ、『満洲暴走 隠された構造〜大豆・満鉄・総力戦』角川新書、
『ドラッカーと論語』東洋経済新報社、『生きるための論語』ちくま新書、『超訳論語』ディスカバー21、
『誰が星の王子さまを殺したのか〜モラル・ハラスメントの罠』『原発危機と「東大話法」』
『ジャパン・イズ・バック〜安倍政権にみる近代日本「立場主義」の矛盾』以上明石書店、
『生きる技法』青灯社、ほか多数がある。
(メーカーインフォメーションより)
安冨 歩