3,080円(税込)
※5,000円(税込)以上買うと送料無料!新品でも中古品でもOK!
版型縦22.5cm x 横 25.3cm (112頁)
※初版のみビニール・カヴァー付き
「ハーレムの熱い日々」(講談社)で知られるフォトジャーナリスト吉田ルイ子の幻の写真集が遂に完全復刻!(昭和49年作)
黒人スラム街にともに暮らし、黒人たちを撮り続けたフォトジャーナリスト吉田ルイ子
1960年代~1970年代初期の貧困・麻薬・売春・差別に象徴されるニューヨーク・ハーレムで、人間が人間であることを取り戻すことに目覚めた黒い肌の輝きを、女性の感覚とカメラを通してた眼で捉えた異色の写真集。初版は昭和49年に発売され現在では、入手困難(高価本)を極める吉田ルイ子の唯一の写真集が36年の月日を経て待望の完全復刻。現在活躍する多くのアーティストに影響を与えた彼女のエッセイ「ハーレムの熱い日々」(講談社)は、あまりにも名著。
【吉田ルイ子プロフィール】
1938年、北海道室蘭市生まれ。慶応義塾大学法学部卒。NHK国際局、朝日放送アナウンサー勤務の後、1962年フルブライト交換留学生として渡米。ユージン・スミスの写真に出会い、ハーレムの人々の写真を撮り始める。71年帰国。72年から沖縄、ベトナム、韓国、キューバ、ジャマイカ、イラン、リビア、南アフリカ等を取材。81年東宝映画「ロングラン」監督。89年JCJ(日本ジャーナリスト会議)特別賞受賞。97年、年齢を重ねて美しく輝く日本の女性たちを撮り始める。03年、北海道東川町の第19回国際写真フェスティバルにおいて「華齢な女たち」で東川特別賞受賞。04年、インド・ラダックを取材。ほかにも、北米、南米、東南アジア、中東、アフリカ等の世界約70か国をめぐり、人々の生活、感情に思いを寄せた視点で写真を撮り続けている。
【著作】
1972年『ハーレムの熱い日々』講談社(1979講談社文庫)
1977年『自分をさがして旅に生きてます』じゃこめてぃ出版(1983講談社文庫)
1980年『吉田ルイ子のアメリカ I hate but I love』サイマル出版(1986講談社文庫)
1983年『LUV 時さへ忘れて』冬樹社
2001年『華齢な女たち beautiful age』中央公論新社
他多数
【黒汁通信ISSUE 052 2010年8月号掲載商品】
この復刻をどれだけの人が待ち望んだか!十年以上ニューヨーク・ハーレムに在住し共に生活した彼女ならではの、本来の人間としての真っ当な生き方を求め輝き出した人々をリアルに、時に温かく時に冷酷に写し出している異色の写真集、コレぞフォト・ジャーナリスト吉田ルイ子氏の原点ではないだろうか。貧困、麻薬、売春、差別などのニューヨーク・ハーレムについて触れる必要はないかと思いますので割愛いたしますが、木島始氏の文とともにページを進めていくと、自分たちの地位向上へ向けた熱い思いや、子どもたちの純粋な笑顔が痛いほど心に伝わってきます。36年の月日を経て待望の完全復刻、これぞ「リアル」。黒汁好きは、もちろん必読。
(下北沢店 イシカワアツヒロ)
ハーレム [黒い天使たち]