996円(税込)
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オランダの大衆新聞『WEST-VLAANDEREN』とオマケとして配布されたCD。肝心の内容ですが、威勢の良い2ビートがデジタル変換で歪められた異形ロックンロールでスタート。エレクトロなシンセと変則ビートのミッドを挟み、往年のスウィート・ソウルをこれまた無理矢理歪ませた様なトラックに低音の呟くVO.が妙にエロティック。天下の宝刀ファルセットでのサッド・メロウ、8ビートのギターリフとシーケンス・オスティナートが絡むチャック・ベリーの現代的解釈曲、世間一般に蔓延るプリンス・サウンドのイメージを自らパロディにしたかの様なデジタル・ファンクと、ポップながらいたるところに毒気を含ませた一筋縄ではいかない内容。
しかしながら後半近く、あまりに美しいファルセット・バラードと神秘的な妖しいスロウを2曲連続で歌いきり、ソングライター、シンガーとしての衰えぬ才能を見せつけておいて「みんなボクを愛してる」なんて本気か、皮肉か判読不明なハードなプリンス流能天気ロッキン・チューンで一旦閉幕。
Track.10~77という長い長い沈黙の後、77曲目にして再び登場の殿下は、重々しいハンマー・ビートに乗せたアジテーション的トーキン・シンギングで颯爽と立ち去るのだが...うむむ、やはりこれは問題作!
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PRINCE / プリンス