その奇天烈な宇宙ジャケットからはまず連想されないであろう、70年代顔負けのソウルフル・バラード、そしてバリトン・リード・ヴォーカルによる歌声のディープさに仰天!! それがソウル・ファンを虜にする所以であるが、その謎が解けたのは97年に「SOUL ON」誌で鈴木啓志氏により発表(後年に名著「SOUL CITY U.S.A.(リトル・モア)」により再掲載)されたJAMES SPENCERという一人のシンガーの特集記事によってであった。60年代からシングルを発表していた彼が、80年に時代に翻弄されて結成したグループというのがこのFULL FOURCEなのであります。
KOOL & THE GANG的メロウ・テイストによるアップ〜ミッドも出来はそこそこではあるが、やはり聴き所はそのJAMES SPENCERの歌声が遺憾なく発揮されたバラード群。(3)(6)はまさにスウィート・ヴォーカル・グループによるバラード・ナンバーそのもの!! そしてそこに絡むディープな歌声といったら!シングル発売されたアルバム・タイトルともなっている(6)にすべてが集約されていると言っても過言ではない。
1. Broke Your Face (One)
2. Broke Your Face (Two)
3. A Song Within
4. Sexy Lady
5. Beacause I Really Love You
6. (We've Come) A Long Way Together
7. I Know You Can
8. Funky Way (To Treat Someone)