2,519円(税込)
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世界初CD化 85年作
ニューオーリンズ出身の6人組ファンク・バンド、WINDJAMMER。VO.からギター/ヴォコーダー/シンセサイザーを多彩にこなし、さらにはプロデュースも兼ねるKEVIN MCLIN率いる実力派グループ。当時はあまり陽の目にはあたらず正当な評価を得られない不遇が続くも、昨今のモダン・ソウルの盛り上がりとともにメロウ~フュージョン・サウンドからAORの再評価とともにシーンの需要も増し、クラブ・シーンでも高い人気を得た"Tossing And Turning"をはじめその爽快で開放感あふれるサウンドがようやく時代のニーズとリンクしてきた今こそ評価に値する。
グループ名にもなった"帆船"のイメージはジャケットのみならずその音楽性にも反映され、心地よいグルーヴにソフトなヴォーカルはファンク~ミディアム~メロウと遜色なしに水準の高い洗練されたクロス・オーバー・サウンドに仕上がっている。
MCAに残された全3作の中で最も評価の高いアルバムといえば前にも触れた"Tossing And Turning"を収録した84年のセカンドとなるのでしょうが、好事家からの信頼も厚い83年ファーストとともに遜色ない魅力を放つのがこの最終作となる85年の3作目。
ハイライトは2つ。(3) "I Thought It Was Youz"はシンセ・ストリングスを効果的に配したサウンドに陶酔するモダン・ミディアムの名作。そして極上のミディアム(6) "Honey I"は哀愁溢れんばかりの旋律がこの上なく美しいドリーミーなメロウ・フローター。その他哀愁ファンク(1) "You're The One"やヴォコーダー・ファンク(5) "She's A Dance Machine"などのファンク群から"So Hard" "When You're In Love"といったミディアム~スロウ群も高水準。ラストは"So Hard (Reprise)" のインタールードで心地よく締め。
確かに"黒さ"に欠ける点は否めず。しかし、それを補って余りあるコンポージングとサウンド・プロダクツのセンスを感じさせる隠れた名作。ファンク~ブラコン・ファンのみならずメロウ・フュージョン~AORファンも注目の一枚。今こそ再評価を!
WINDJAMMER / ウィンドジャマー