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UKソウルのオリジネイターの一人、幻の名シンガーKENI STEVENSの最終作となる89年リリースのサード・アルバムがファースト、セカンドに続いて待望の再CD化!
70年代中盤にRAW ENERGYというグループ(後のLIGHT OF THE WORLDのキーボード奏者PETER HINDSも在籍)のリード・シンガーとしてキャリアをスタートした後、主にレゲエ・シーンの裏方やセッション・シンガーとして下積み時代を過ごしたKENI STEVENSが、JAM TODAYレーベルからリリースしたファースト 『BLUE MOODS』('87年)はインディでは異例のUK国内だけで15,000枚以上、全世界ではミリオンを超えるセールスを上げたという。この成功で一気に名を上げ、移籍したDEBUTレーベルからリリースしたセカンド『YOU』('88年)でも脂の乗り切った歌声を披露した彼が続いて1989年に発表したのが本作。
当時のUKダンス・サウンドの流れに沿う先鋭的なサウンド・プロダクションの存在感が目立つファーストに対してミディアム~スロウ中心のよりオーソドックスな作風にシフトチェンジしたセカンドからの流れを汲む、こちらもそのスムース且つエモーショナルな歌声を堪能できるアルバムだが、同時にミディアム~スロウでもUKらしいセンスを感じるアレンジが効いていて飽きさせない。
ファンキーなトラックに乗るあえて抑えたようなテンダーな歌声に惹きつけられるタイトル・チューン「Living On The Edge」が特に素晴しく、またヴィブラフォンのような不思議な音色のシンセ・フレーズが印象的なメロウ・ミディアム「You're A Sin」もグレイト。さらにボーナス・トラックの「Brother To Brother」もイントロのテレフォンSEから最高のベスト・スロウ・ジャム。
このアルバムを最後にシーンから姿を消してしまったのが残念でならないKENI STEVENS。「UKのベスト・ソウル・シンガー」いう声にも思わず頷いてしまう、この貴重な才能の(今のところ)最後の輝きを充分に味わって頂きたい。
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