4,180円(税込)
※5,000円(税込)以上買うと送料無料!新品でも中古品でもOK!
もうひとつのスウィンギン60S! 09年リリースのシンガポーリアン・ガレージ・ビート・コンピレーション決定盤が2LPアナログ・リイシュー!
60年代シンガポールを中心に45回転盤で大量に残された いわゆる「ア・ゴーゴー/オフビート・チャチャ」音源をコンパイルしたSUBLIME FREQUENCIESのポップ・サイドを代表する名コンピレーションが待望の2枚組初アナログ化。
英米の言葉で言うところの60Sビート、ガレージ、ポップ、アイドル歌謡の東南アジア版は、日本で言うところのGS的な「西洋カヴァー&職業作曲家アレンジャー&スタジオ・バンド」のセット商売としてシンガポールをはじめとした東南アジアの華僑圏で花開きました。過剰なエレキに妖しいオルガン、クレイジーでロッキンなパーカッション等々が生み出すキャッチーなフックとグルーヴィなビートに謎のエコーは、主にTHE STYLERSやTHE SILVERTONESといった「それ以前」から活躍したベテラン・サーフ/インスト・バンドによるものでしたが、アジア人特有の少し舌足らずに聞こえる可愛らしい中国語の響きと日本の歌謡曲にも通ずる泣きの哀愁を伴った歌唱でアイドル的なイメージも伴いながら歌われる楽曲群は、かつてのオリエンタル・トランスワールド・ガレージ・ビート的観点からももちろん、和モノを通過した亜モノ的再評価からも聞き返されるべき作品かもしれません。
西洋人の耳には「録音されたニュー・イヤー・ソングの中で最も奇妙な一曲」に聞こえるというLINDA YONGこと紫凌の新年を祝う「恭喜恭喜」ほか、鄧麗君(テレサ・テン)ヴァージョンでも知られる台湾歌謡の大クラシック「阿里山的姑娘」や西洋歌曲「ドナドナ」あたりはもちろんのこと、実は日本のあの曲だって中国語カヴァー。ほかGRACE LEEこと??、LIM LINGLこと林琳ら、漢字文化を共有する東洋人が東南アジアのシングル盤に手を出すと意外によく見かける彼女たちも満載です。
コンパイラーWILLIAM GIBSONによるライナーノーツ、オリジナル45Sスリーヴ掲載フル・カラー・ゲートフォールド・スリーヴ装。
V.A. (GARAGE)