明けましておめでとうございます。 今年も不定期ながら、いろいろな盤をご紹介していきます。 よろしくお付き合い下さい。
さて、2017年最初にお届けするのは、ザ・グルーヴ・アソシエイションの去年末にリリースされたサード・アルバム『Soul Family Affair』です。 フィーチャリング・ジョージー・Bとあるように、彼を中心としたユニット名がこのグルーヴ・アソシエイションという訳です。このジョージー・B、本名ジョージ・ブロムフィールドと言い、80年代に活躍したUKのジャズ・ファンク・グループ、セカンド・イメージのメンバーでもあるんです。 今でもセカンド・イメージの「Starting Again」や「Star」なんかはたまに現場でPlayする曲です。
2014年リリースのセカンド・アルバム『3AM』ではセカンド・イメージのメンバー、ウェストン・フォスターが全面プロデュースしており、流れを汲んだユニットと言えるでしょう。
話題がちょっとそれちゃいましたが、本題のこのアルバム、紹介していきましょう。

ファルセットを交えたコーラスが心地良いTK-1「My Destiny」(bpm82)からスタート。

TK-2「I Gotta Thing 4U」(bpm95)ゆったりと落ち着いたミッド・チューンながらビートのキックが気持ち良いナンバー。後半のサックス・ソロが楽曲をピリッと引き締めてます。

TK-3「Secret Love」(bpm82)は午後のカフェで美味しいコーヒーでも飲みながら自分だけの時間を過ごしたくなるような一曲。フィーチャーされてるデボラ・ベルの優しい歌声が素敵です。

TK-4「Soul Family Affair」(bpm99)はタイトルから想像出来る、あの名曲「Family Affair」を歌い直し、引用したフックが印象的なミッド・ダンサー。ここでも後半に登場するサックスが最高です。 前作でもスキップワース&ターナーのチャートNo1ヒット、「Thinking About Your Love」をカヴァーしたりと、その選曲センスが面白いかったんですが、今回も意表を突くカヴァー曲を用意してきました。

TK-5「Mystery Girl」(bpm106)は80年代初頭のAORヒット、デュークスの同名曲カヴァーです。ほぼ忠実に再現した楽曲には懐かしさもいっぱいです。

TK-6「One For The Money」(bpm113)は昨今の流れにマッチした爽快なブギー・チューンです。クール・ミリオン諸作とは相性がいいでしょうねー。 昨年復帰作を発表したエヴァリスと元同僚、ウェストン・フォスターをフィーチャーしてます。

TK-7「Ain't No Stopping Us」(bpm122)は昨年ディスク・ユニオンでも7インチがリリースされ話題となった、疾走感のあるダンス・チューン。オールド・スクールなディスコものから移行するときやディープ・ハウスにスイッチする時に重宝しそうです。

TK-11「I Can't Wait」(bpm84)はアルバム中一番ムーディーな曲かなぁ。

イントロがジャヒーム「Just In Case」にそっくりなTK-12「It Doesn't Really Matter」(bpm100)は軽いタッチの女性ヴォーカルと、こちらも控えめなジョージーのヴォーカルが身体を揺らしてくれるナイス・ミッド・ダンサー。

TK-15「Ain't No Stopping Us (2 Step Mix)」は何とR・ケリー「Backyard Party」をネタ使いしており、オリジナルとは全く違ったステッパーズ・チューンに生まれ変わってます。これはいいですね~。今年も素敵な盤がたくさんリリースされるといいなー。 次回もご期待ください。DJ daddykay

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DJ daddykay

Soul、R&B、Hip Hopの魅力にどっぷりとハマって以来約三十数年黒音を聴き、届けてきたヴェテランDJ。
そのDJスタイルはMaster Mixを基本としたオールドスクールライクなPLAYながらも、新譜の動向やトレンドのFLAVORにも敏感で、音楽への愛情とGROOVE感に満ちたPLAYにはファンも多い。

西麻布CHIC、横浜麦田Sugar Shack、西麻布SSB、調布Cobra Freak、千駄木GROOVE、横浜LUTHER、新宿NEO Masquerade、亀戸Charlie等
数 多くのSOUL BAR、CLUBでPLAYの経験を持ち、The Beats, Mo' Better Groove, New Jack Revengers, Buddy等のイヴェントでも活躍。MIX CDでも全国的に多くのファンを持つ、生粋のBLACK MUSIC LOVERである。

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