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*BOOK+CD+DVD
スウェーデンの天才ピアニスト、ラッセ・ワーナーの伝記本が到着! 貴重な写真を多数収録し、さらにはCDと貴重なライヴ映像を収録したDVDが付いた目と耳で楽しめる一冊!
間もなく発売されるJAZZPERSPECTIVE VOL.10のレヴューでも採りあげたスウェーデンの本で、原稿書いた時点では日本未入荷品としていたが、昨日スウェーデンより入ってきた。この本はストックホルムのANDRA JAZZで見つけて4月に購入してきたもの。ボクとしては、ラーシュ・ワーナーの『Lars Werner Och Hans Vanner』(Love Records)という作品が、大好きでジャズ作品の10指に入れているものなので気になったのだ。ちなみにそのLove作品は1967年の7月24日の録音。メンバーである若きディブ・リーブマンは、アメリカからストックホルムの空港に降り立ったそこで、コルトレーンの死を知らされた。その悲しみに包まれた中でのレコーディング、、、と思いきや。裏ジャケを見ると上半身裸で演奏、パンツ一丁でフリージャズやっている連中のスナップが、、、かなり深い作品なのだ。ラーシュ・ワーナーは国民的なジャズアーティストだ。一昨年他界しピアニスト、ルネ・オヴァーマンはいつも「彼は天才だ」といって崇めていた。そんな彼のことを知る日本の人というのは、広くジャズのレコードを買っている一部の人たちだけだろうけど。この本は彼の自伝的なことがつづられた長編で興味ある人もいるだろう。残念ながらスウェーデン語で書かれているので、読みこなすのは大変だ、というか読めない。なんとなく写真ながめたりして、その足跡を想像しているにすぎないけど、それが楽しい。おまけとしてCDとDVDがついている。CDは17曲。1曲目の「Lester Leaps In」は1950年の録音。ヨナス・カルハマーに教えてもらったが、ここで参加しているLars Kullhammarは彼のおじいちゃんなんだそうだ。DVDの内容はかなりマニアックなもので、テレビの番組だったり非音楽的だったりする。後半で「チュニジアの夜」、それとLove作品で演奏している曲の動画は見られる。とにかく好事家限定かな。(山本隆)
LASSE WERNER / ラッセ・ワーナー