HOW TO WRECK A NICE BEACH: THE VOCODER FROM WORLD WAR II TO HIP-HOP: THE MACHINE SPEAKS / エレクトロ・ヴォイス: 変声楽器ヴォコーダー/トークボックスの文化史 (デイヴ・トンプキンズ 著、新井崇嗣 訳)

DAVE TOMPKINS

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レーベル
スペースシャワー・ブックス
国(Country)
JPN
フォーマット
BOOK
規格番号
6700325
通販番号
50B120420702
発売日
2012年05月18日
EAN
9784906700325
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商品詳細情報

人はなぜ、ロボ声に挑み、ロボ声に魅せられるのか。

ロックやテクノポップからファンク、ヒップホップを通過して、いまや常識化した変声のトレンド。通信に暗号をかけるペンタゴンの武器がいかにしてポップ・ミュージックのロボット声に変わったのか。本書は、さまざまな時代と対象を往き来しながら電子声の歴史をたどり、その技術と文化を独自の視点で論じた一大クロニクルである。

【本書に登場する主なミュージシャン】
アフリカ・バンバーター、クラフトワーク、ビージーズ、ザ・フー、ジョンズン・クルー、ニュー・キッズ・オン・ザ・ブロック、サン・ラ、スティーヴィー・ワンダー、ロジャー・トラウトマン&ザップ、ミッドナイト・スター、ブーツィー・コリンズ、ピーター・フランプトン、スライ・ストーン、ホアン・アトキンス、ホルガー・シューカイ、マン・パリッシュ、フーディニ、グランドマスター・フラッシュ&ザ・フューリアス・ファイヴ、フィアレス・フォー、ニール・ヤング、エジプシャン・ラヴァー、アラン・パーソンズ・プロジェクト、エレクトリック・ライト・オーケストラ、ハービー・ハンコック、ジョルジオ・モロダー、ローリー・アンダーソン、ファブ・ファイヴ・フレディ、ラメルジー、ビル・ラズウェルほか

【主な内容】
通信に暗号をかけるペンタゴンの武器が、いかにしてポップ・ミュージックのロボット声に変わったのか。ヴォコーダーは1928年にベル研究所が発明した機械で、第二次大戦中、電話を盗聴者から守った。それがベトナム戦争の頃には、ミュージシャンのための変声装置として利用され、まもなく大衆音楽界でよく耳にする声になった。

音楽ジャーナリスト、デイヴ・トンプキンズの手になる本書──書名原題『How to Wreck a Nice Beach(素敵なビーチの壊し方)』の由来は「音声の見分け方(how to recognize speech)」の聞き違え──は、ナチの研究所からスターリンの強制労働収容所、1939年の万博から1945年の広島、人工咽頭からAuto-Tuneまで、さまざまな時代と対象を往き来しながら電子声の歴史をたどった1冊だ。

FDR、JFK、スタンリー・キューブリック、スティーヴィー・ワンダー、ニール・ヤング、クラフトワーク、ザ・サイクロンズ、ヘンリー・キッシンジャー、ウィンストン・チャーチルなど、各界の要人がヴォコーダーと少なからず関わってきた。また、ヴォコーダー技術は現在の携帯電話に不可欠であり、いまも我々の声をデジタルで複製し、人間らしい音に変えている。T-モバイルからT・ペインまでを網羅した本書は、技術と文化を独自の視点で論じた一大物語であると同時に、音楽界屈指の扇動的革新者らの仕事に光を当てた画期的作品だ。

(メーカーインフォメーションより)