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ミサ・ソレムニス(荘厳ミサ曲)は、もともとはベートーヴェン(1770-1827)の庇護者であった、ルドルフ大公の“大司教就任祝いのための厳粛なミサ”として書き始められたのですが、ベートーヴェンの構想があまりにも壮大であったため、就任式に間に合わず、結局のところ5年後の1823年にようやく完成したという大作です。全ての楽章が緊密な関係を持ち、全体が統一されたこの作品は随所に見事な対位法が用いられ、またサンクトゥスでは独奏ヴァイオリンが活躍するなど、内容も音楽も充実したベートーヴェン晩年の傑作として讃えられています。
BR KLASSIKレーベルとしても初となる、この「ミサ・ソレムニス」の演奏を担うのは、当時85歳のベルナルト・ハイティンクです。ハイティンクと言えば、2013年録音のハイドン「天地創造」でも、見事な世界の始まりを体感させてくれましたが、このベートーヴェンでは更なる高みと深みに到達した彼の姿を知ることになるでしょう。 (資料提供:ナクソスジャパン)
【収録作品】
ベートーヴェン:ミサ・ソレムニス OP.123
【演奏者】
ベルナルト・ハイティンク(指揮)
バイエルン放送交響楽団
バイエルン放送合唱団(合唱指揮:ペーター・ダイクストラ)
ゲニア・キューマイアー(ソプラノ)
エリザベート・クルマン(メゾ・ソプラノ)
マーク・パドモア(テノール)
ハンノ・ミューラー=ブラフマン(バスバリトン)
アントン・バラコフスキー(ソロ・ヴァイオリン)
【録音】
2014年9月25-26日 ヘラクレスザール(ミュンヘン)におけるライヴ
BERNARD HAITINK / ベルナルト・ハイティンク
オランダ出身の指揮者 (1929-)