商品詳細情報

MASTERSシリーズ
ジュリーニとミラノ・スカラ座とのベートーヴェン
ベートーヴェン:交響曲集(第1番~第8番・コリオラン・エグモント序曲)

※このシリーズには元々ライナーノーツが付属しておりません。トラックリストは、各ディスクを収納している紙ケースの裏面に記載されています。

ジュリーニが、1991~1993年にミラノ・スカラ座フィルと録音したベートーヴェンの交響曲8曲をまとめたボックスです。1989年に、ジュリーニは、1970年代から長年録音してきたドイツ・グラモフォンを離れ、盟友だったギュンター・ブレーストの招きでソニー・クラシカルに移籍。その音楽の最後の輝きを22枚分のディスクに刻み込みました。病気でイタリアを離れられない夫人のそばに出来るだけ長くいるために、ジュリーニは指揮活動をヨーロッパ内に限定し、1回1回の演奏会の重要性が増していた時期に当たります。遅めのテンポによる極大のスケールで作品を描き出すその高貴で真摯な音楽づくりはますます深まりを見せ、しなやかで厚みのあるオーケストラ・サウンドは、まさにジュリーニにしかできない法悦境を描き出していました。ミラノ・スカラ座フィルとは、第1番&第7番のディスクを皮切りにベートーヴェンの交響曲全曲録音を開始。残念ながら「第9番」の録音がなされず、全集完成はなりませんでしたが、慎重派で知られるジュリーニの長い盤暦の中で、ベートーヴェンの交響曲がこれだけまとまって録音されたことはなく、非常に貴重なディスクということができます。いずれもジュリーニならではの隙のない解釈、イタリアのオーケストラの歌謡性あふれる演奏、いずれをとってもユニークかつ正統的なベートーヴェンとなっています。ジュリーニのソニー・クラシカル録音の白眉の一つといえるでしょう。 (資料提供:ソニーミュージック)

【収録内容】
ベートーヴェン:
【CD1】
交響曲第1番ハ長調 Op.21
交響曲第7番イ長調 Op.92

【CD2】
交響曲第2番ニ長調 Op.36
交響曲第8番ヘ長調 Op.93

【CD3】
交響曲第3番変ホ長調 Op.55「英雄」

【CD4】
交響曲第5番ハ短調 Op.67
交響曲第4番変ロ長調 Op.60

【CD5】
「コリオラン」序曲Op.62
交響曲第6番ヘ長調 Op.68「田園」
エグモント序曲Op.84

【演奏者】
カルロ・マリア・ジュリーニ(指揮) ミラノ・スカラ座フィルハーモニー管弦楽団

【録音】
1991~1993年、 ミラノ、アバネラ劇場(デジタル:セッション)