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デア・リング東京オーケストラ初のモーツァルト
ヴァイオリン協奏曲第5番でジョセフ・リンと共演
2013年に創設されたデア・リング東京オーケストラは、これまでブルックナー、チャイコフスキー、ベートーヴェン、メンデルスゾーンと大曲のリリースが続きましたが、いよいよ待望のモーツァルトの登場です。 今回初めて協奏曲を取り上げ、ヴァイオリン協奏曲第5番イ長調 K 「トルコ風」を、名門ジュリアード弦楽四重奏団の第1ヴァイオリン奏者をつとめるジョセフ・リンと共演し、ジョセフ・リンがソリストと指揮者を兼ねて演奏し、カデンツァも自身の作曲によるものです。交響曲第29番は、従来のように西脇が指揮しています。 収録は、響の良さで定評のある府中の森芸術劇場「ウィーンホール」での収録です。モーツァルトのヴァイオリン協奏曲第5番と交響曲第29番はいずれもイ長調であり、カール・バルトが言うように「イ長調はモーツァルトの生涯における基調音である」。他のイ長調の曲にはクラリネット五重奏K.581、クラリネット協奏曲K.622、ピアノ協奏曲第23番K.488などがあリますが、いずれも独特の悲しみに溢れています。(資料提供:ユニバーサルミュージックIMS)
【収録内容】
モーツァルト:
[1] ヴァイオリン協奏曲第5番イ長調 K.219「トルコ風」(カデンツァ:ジョセフ・リン)
[2] 交響曲第29番イ長調 K.201
【演奏者】
ジョセフ・リン (ヴァイオリン&指揮)[1]
西脇義訓(指揮)[2]
デア・リング東京オーケストラ [1&2]
【録音】
2016年6月21,22日 [1]、6月23-25日 [2]
以上、府中の森芸術劇場「ウィーンホール」 (東京)
モーツァルトは難しい。特に5番は一筋縄では行かない! 華やかにして慎ましく、謙虚ではあるが意思は強く、楽しみに溢れているがどこか悲しみが漂う、気品はあるが気取ってはいない、色香はあるが下品ではない。こんな5番にようやく出会えたのである。 一方、西脇指揮の第29番の演奏は実にナチュラル。何の衒いもない。これ見よがしなところはひとつもない。実に真摯である。気持ちが良い。モーツァルトはこうでなくてはいけない! ・・・・大原哲夫 ライナーノーツより
JOSEPH LIN / ジョセフ・リン
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