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指揮者とオーケストラの緊密なパートナーシップが生み出した至上の芸術
《クラウディオ・アバド&シカゴ交響楽団》
1898年の設立以来、ドイツ・グラモフォン(DG)は常に最高の芸術性を誇り、偉大な指揮者と名門オーケストラの本拠地でもあります。そんなドイツグラモフォンが最上の絆で結ばれた指揮者とオーケストラが成し得た芸術を次の世代に伝えるべく、ここに4種のセットが制作されました。アメリカのみならず世界最高のオーケストラの1つとされる「シカゴ交響楽団」。シカゴ交響楽団はLP初期以降マルティノン時代までRCAの専属でしたが、1969年のショルティの音楽監督就任によってデッカに移籍し、デッカによる明晰な録音が大きな話題を呼ぶようになりました。
ドイツ・グラモフォンもアメリカ市場でのシェア拡大を目指し、ボストン交響楽団やサンフランシスコ交響楽団に続いて1972年からシカゴ交響楽団との録音を開始。DG録音はサウンドステージのパースペクティヴをより広く設計し、コンサートプレゼンスを思わせる拡がりの中で全体のマスの響きと細部のソロのバランスを絶妙なタイミングで両立させている点に特徴があります。
クラウディオ・アバドがシカゴ交響楽団の首席客演指揮者をつとめたのは1982~85年。アバドが50歳前後、心身共に脂ののりきった解釈と指揮をした時代であり、特に緊張感に満ちた弱音領域のデリケートな表現力、そしてシカゴ交響楽団の金管セクションの圧倒的なパワーを引き出した演奏は、この時期のアバドならではといえるでしょう。
個別CDはオリジナル・デザインの紙ジャケットに封入されています。 (資料提供:ユニバーサルミュージックIMS)
【収録内容】
【Disc1】
バルトーク:
1) ピアノ協奏曲第1番 Sz.83
2) ピアノ協奏曲第2番 Sz.95
マウリツィオ・ポリーニ(ピアノ) [録音]1977年
【Disc2】
ベルリオーズ:幻想交響曲Op.14 [録音]1983年
【Disc3】
1) メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲ホ短調Op.64
2) ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番ト短調Op.26
シュロモ・ミンツ(ヴァイオリン) [録音]1980年
【Disc4】
マーラー:交響曲第1番ニ長調「巨人」 [録音]1981年
【Disc5】
マーラー:交響曲第2番ハ短調「復活」
キャロル・ネブレット(ソプラノ)
マリリン・ホーン(メゾ・ソプラノ)
シカゴ交響合唱団
[録音]1976年
【Disc6】
マーラー:交響曲第5番嬰ハ短調[録音]1980年
【Disc7】
プロコフィエフ:
1) スキタイ組曲「アラとロリー」Op.20
2) 交響組曲「キージェ中尉」Op.60 [録音]1977年
3) ショパン:ピアノ協奏曲第2番ヘ短調Op.21~ イーヴォ・ポゴレリチ(ピアノ) [録音]1983年
【Disc8】
プロコフィエフ:
1) ヴァイオリン協奏曲第1番ニ長調Op.19
2) ヴァイオリン協奏曲第2番ト短調Op.63
シュロモ・ミンツ(ヴァイオリン) [録音]1983年
【演奏】
クラウディオ・アバド(指揮) シカゴ交響楽団
CLAUDIO ABBADO / クラウディオ・アバド
イタリア出身の指揮者(1933-2014)