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ラルパ・フェスタンテ/素晴らしき調和 ? シュッツに師事した作曲家による17世紀の器楽作品集1983年創設のドイツのピリオド楽器アンサンブル、ラルパ・フェスタンテの新録音は、シュッツに師事した4人の作曲家による17世紀ドイツ・バロック器楽作品を集めた好企画盤です。ドイツにおける初期バロック音楽の最も重要な作曲家ハインリヒ・シュッツ(1582-1672)は、ドレスデンの宮廷付きの音楽家としての55年間に数多くの作品を生み出しましたが、彼はまたオーケストラや合唱団の指導を通じて、次世代の音楽家を育て、彼らは北ヨーロッパ各地の宮廷や教会で活躍したことが知られています。クレメンス・ティーメ(1631-1668)は11歳の時に、ドレスデン宮廷の聖歌隊にボーイソプラノとして入隊。1663年にはドレスデン宮廷楽団のコンサートマスターの職を得ています。生涯に100曲以上の作品を作曲したとされていますが、現存するのは18曲のみ。ティーメの同僚でやはりドレスデンでコンサートマスターをつとめたヨハン・ヴィルヘルム・フルヒハイム(1635?-1682)の作品もそのほとんどが失われていますが、彼の作曲作品として現在に伝えられているヴァイオリン・ソナタや合奏作品は、1700年頃の重要な作品とされています。ヨハン・フィーアダンク(1605?-1646)は1615年にドレスデンの宮廷聖歌隊員となってシュッツに師事し、ヴァイオリンとツィンク奏者となりました。宮廷の財政が悪化する状況の中、1625年にシュッツの推薦でウィーンへ留学もしています。ヨハン・ヤコブ・レーヴェ(1629-1703)はウィーン出身で、1652年からシュッツに師事し、1655年にシュッツの推薦でヴォルフェンビュッテル侯の宮廷楽長に就任。1663年から1665年までザクセン=ツァイツ公の宮廷楽長を務めた後、1682年にリューネブルクの聖ニコライ教会のオルガニストを務めました。ダヴィト・ポール(1624-1695)はカッセルを経て、1653年からはシュレスヴィヒ=ホルスタイン・ゴットルフ宮廷の音楽家となりました。ここに収録された作曲家の作品は、シュッツのイタリア様式をさらに発展させ、斬新な楽器法を用いています。ラルパ・フェスタンテの小編成による演奏では、美しく伸びのあるヴァイオリン、ヴィオラが映え、その彼らを支えるチェロ、コントラバス、チェンバロの通奏低音の抜群のリズム感と色彩的な音色が伴い、各バートが見事な楽器の魅力をたっぷり表現しています。(資料提供:ソニーミュージック)【収録予定曲】1) クレメンス・ティーメ:5声の組曲 ロ長調,2) クレメンス・ティーメ:5声のソナタ ニ短調,3) クレメンス・ティーメ:5声のソナタ ホ短調,4) ヨハン・ヴィルヘルム・フルヒハイム:3声のソナタ ホ短調,5) ヨハン・ヴィルヘルム・フルヒハイム:5声の組曲 ロ短調,6) ヨハン・フィーアダンク:3声の組曲第2番 ニ短調,7) ヨハン・フィーアダンク:2つのヴァイオリンのためのソナタ ニ短調,8) ヨハン・ヤーコプ・レーヴェ:5声の組曲第3番 ト短調,9) ヨハン・ヤーコプ・レーヴェ:2声のカンツォーナ第5番,10) ダヴィト・ポール:4声の「ベルヴィルの聖書」,11) ダヴィト・ポール:5声のソナタ ハ長調,【演奏】ラルパ・フェスタンテ、クリストフ・ヘッセ(コンサートマスター/ディレクター)【録音】2015年2月, ドイツ、ニーダーエックネン、福音教会
L'ARPA FESTANTE / ラルパ・フェスタンテ