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★「オーボエの響きは、純粋さ、素朴な気品、静かなよろこび、あるいは、弱った心の痛みの表現に適している。こうした特質がカンタービレの楽節ですばらしい表現力を発揮する」(エクトル・ベルリオーズ)。
エストニアのオーボエ奏者、カレフ・クリユスのアルバム『愛しいオーボエ協奏曲』では、古今のオーボエ奏者から愛されたきたオーボエとオーボエ・ダモーレのための協奏曲から、バロック時代の作品が4曲演奏されます。オーケストラに使われるほぼすべての楽器のために協奏曲を書いたといわれるヴィヴァルディのハ長調の作品。18世紀初頭に作曲され、音楽史上最初のオーボエ協奏曲とされる、ヴェネツィア出身のマルチェッロの作品。オーボエよりも低い音域をもつオーボエ・ダモーレを独奏楽器にしたテレマンのト長調の協奏曲。楽譜の失われたオーボエ・ダモーレの協奏曲を、J・S・バッハがチェンバロのために改作した《チェンバロ協奏曲第4番 イ長調 BWV.1055》から再構築した《オーボエ・ダモーレ協奏曲 イ長調》。 (資料提供:キングインターナショナル)
【収録予定】
ヴィヴァルディ(1678-1741):オーボエ協奏曲 ハ長調 RV.447
マルチェッロ(1673-1747):オーボエ協奏曲 ニ短調 SF.935
テレマン(1681-1767):オーボエ・ダモーレ協奏曲 ト長調 TWV.51:G3
J.S.バッハ(1685-1750):オーボエ・ダモーレ協奏曲 イ長調 BWV.1055R
【演奏者】
カレフ・クリユス(オーボエ、指揮)
リトアニア室内管弦楽団
録音:2015年2月2日-5日、2016年1月29日-30日(テレマン) リトアニア国営放送スタジオ(ヴィルニュス、リトアニア)
制作・録音:ヴィリウス・ケラス、アレクサンドラ・ケリエネ
KALEV KULJUS / カレフ・クリユス
エストニア出身のオーボエ奏者 NDRエルプ・フィルハーモニー管弦楽団首席奏者(2003~)