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★哀しみと高潔さに満たされた世界観、そして巧みな声楽書法。1749年に書かれたヘンデル晩年の傑作オラトリオ『テオドーラ』。オペラとしても上演できそうな筋書を持ち、しかもハッピーエンドが当たり前の時代にあって悲劇で終わるという破格の内容で、当時の評判は今ひとつだったと言われています。しかし現在ではその音楽的豊かさが評価され高い人気を誇る名作として位置付けられています。 ★キリスト教徒としての信仰を貫くテオドーラは、時のローマ帝国皇帝ディオクレティアヌスによるキリスト教徒迫害を受けて捕らえられます。そこへ同じキリスト教徒である兵士ディディムスが現れ、テオドーラと衣装を交換し彼女を逃がすのですが、今度はディディムスが死刑を宣告されたため、それを知ったテオドーラが戻ってきます。お互い自らを犠牲にしてでも相手を救おうとするのですが、訴えは受け入れられず二人とも処刑されてしまい、物語は哀しみの中で幕を閉じます。 ★短調を基調とした暗い色調が続き、気高い精神とともに殉教したテオドーラの物語が胸に迫ります。テオドーラのアリア、テオドーラとディディムスの二重唱は哀しくも美しいものばかり。また悲劇で終わる物語を結ぶ最後のしめやかな合唱は受難曲のように感動的です。声楽作品のスペシャリスト、ラルフ・オットーの指揮のもと、BCJでもおなじみのブラシコヴァら名歌手が揃ったとびきりの演奏。作品の素晴らしさを十二分に伝えてくれる非常に完成度の高いライヴ録音です。(資料提供:キングインターナショナル) 【演奏者】ハナ・ブラシコヴァ(ソプラノ:テオドーラ) ノハド・ベッカー(メゾソプラノ:イレーネ) クリスティアン・ローバッハ(カウンターテナー:セプティミウス) ゲオルク・ポプルツ(テノール:ディディムス) ダニエル・オチョア(バス:ヴァレンス) ラルフ・オットー(指揮) マインツ・バッハ管弦楽団、同合唱団,録音:2015年12月12・13日/マインツ、キリスト教会(ライヴ)
RALF OTTO / ラルフ・オットー
指揮者