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小太鼓一本勝負 !
コンテンポラリーの最前線、ここにあり。
蠢動する新野将之、繊細な彩り。
クラシックのみならずミュージカルやJ-POPなど様々なシーンで活躍する若手打楽器奏者 新野将之が、並々ならぬこだわりを持つスネアドラムでソロ・デビューを飾る。色とりどりの「スネアの、スネアによる、スネアのための音楽」は、類まれなる音楽性と正確無比なテクニックで今まさに飛翔する! (資料提供:東武トレーディング)
【収録内容】
(1). ユージン・ノヴォトニー (1960- ): ミニッツ・オブ・ニュース (1990) ….2'45"
(2). イヴァン・トレヴィーノ (1983- ): スパー~スネアドラムとオーディオトラックのための (2016) ….5'57"
(3). ジャック・ドゥレクリューズ (1933-2015): スネアドラム独奏のための試験 (1985) ….1'42"
(4). アスケル・マッソン (1953- ): キム~スネアドラム独奏のための (2001) ….5'21"
(5). アスケル・マッソン: 小協奏曲~スネアドラムとオーケストラのための (1982) [Piano reduction by the composer, 2002] ….8'48"
(6). 新野将之 (1989- ): 蠢 (2015) ….2'10"
(7). ネボイシャ・ヨヴァン・ジヴコヴィッチ (1962- ): 演奏会用小品 第1番~ピッコロ・スネアドラム独奏のための (1987) ….3'56"
(8). ベン・ワーランド (1977- ): ペガサス~スネアドラムと打楽器三重奏のための (2005) ….6'16"
(9). シドニー・ホドキンソン (1934- ): ケルベロス~コンサート・スネアドラムのための練習曲 (1990) ….5'57"
(10). アニア・ロックウッド (1939- ): アマゾニア・ドリーミング (1987) ….4'04"
(11). ボブ・ベッカー (1947- ): 印相 (1990) ….14'06"
(12). 池辺晋一郎 (1943- ): スネアは唸り、そして飛翔する (2005) ….9'50"
(13). ワルター・D・スウィート編纂「ファイフ・アンド・ドラムス」より、大きな古時計(編曲:H・C・ワーク) (traditionalized: Henry. C. Work, 1877) ….1'15"
(14). ワルター・D・スウィート編纂「ファイフ・アンド・ドラムス」より、ジョニーの凱旋(編曲:L・ランバート) (1863) ….0'31"
(15). ワルター・D・スウィート編纂「ファイフ・アンド・ドラムス」より、空飛ぶ豚の町(トラディショナル) ….0'42"
(16). ワルター・D・スウィート編纂「ファイフ・アンド・ドラムス」より、チキン・リール(トラディショナル) ….0'53"
【演奏者】
新野将之(スネアドラム)
(5)佐藤祐介(ピアノ)
(13)-(16)下払桐子、吉野由香(ファイフ) ★
(8)-(16)フォニックス・レフレクション(パーカッション・アンサンブル) 〔(11)上野信一、(8)(11)(13)-(16)悪原至、(8)(11)伊藤すみれ、(8)(11)藤澤仁奈〕
五反田文化センターにて収録
収録時間=75'18"
★ファイフは、ピッコロに似たフルート族の楽器です。西洋ではドラムスと共に使用されることが多く、主に軍楽隊で使われてきました。
<新野将之(スネアドラム)>
埼玉県入間市出身。16歳から打楽器をはじめる。国立音楽大学打楽器科を首席で卒業し優秀学生として矢田部賞を受賞。同校卒業演奏会、第81回読売新人演奏会、日本打楽器協会新人演奏会に出演。第7回イタリア国際打楽器コンクールのスネアドラム部門にて審査員満場一致で第1位を受賞。第7回済州国際金管打楽器コンクールにて第2位を受賞(1位なし)。パーカッション・アンサンブル「フォニックス・レフレクション」、吹奏楽団「ハーツ・ウィンズ」に所属し多数のコンサート、レコーディングに参加。これまでにクロアチア、ルーマニア、オランダ、台湾の音楽祭に出演するなど海外公演も精力的に行っている。ソロ、オーケストラ、吹奏楽、室内楽はもとより、近年はクラシックのみならずミュージカルやJ-POPアーティストのサポートなどジャンルを問わず幅広い活動を展開している。打楽器・吹奏楽指導者として東京音楽学院をはじめ、小学校から大学まで30校以上の教育現場で講師を務めるなど指導者としての側面も高く評価されている。これまでに打楽器を上野信一、神谷百子、寺田由美、福田隆、百瀬和紀の各氏に師事。指揮法及び吹奏楽指導法を大澤健一に師事。好きな打楽器は?と聞かれたら答えるのが難しいほど全ての打楽器を寵愛しているが、特にスネアドラムには並々ならぬこだわりを持っており、音程もない、ハーモニーもない、「たった1つの太鼓でどこまで音楽を豊かに表現する事が出来るか」を音楽人生のテーマに掲げて日々活動している。 <佐藤祐介 (ピアノ)>
2012年、日本で唯一の現代音楽演奏コンクールである、第10回現代音楽演奏コンクール'競楽 X'において優勝を果たし、第22回朝日現代音楽賞および聴衆賞を受賞し注目を集めるなど、国内外で数々の受賞歴を持つ。多種多様なレパートリーを誇り、演奏される機会の少ない作曲家や埋もれた作品を積極的に取り上げる。バロックから現代までの作品を取り上げるリサイタルシリーズ《新ピアニスト宣言》を2017年現在進行中。また、数多くの国内外の作曲家の新作初演にも携わり、献呈・委嘱作品も多い。 <下払桐子 (ファイフ)>
国立音楽大学卒業、同大学大学院修士課程修了。学部卒業時に武岡賞を受賞。第85回日本音楽コンクール第1位及び岩谷賞(聴衆賞)、加藤賞、吉田賞受賞。その他コンクールにて多数入賞。第81回読売新人演奏会、小澤征爾音楽塾オーケストラプロジェクトII等に出演。ソリストとしてアルバ音楽祭(イタリア)にてルーマニア国立オーケストラと共演。これまでにフルートを斎藤和志、佐久間由美子、大友太郎、菅井春恵、平木初枝の各氏に師事。 <吉野由香 (ファイフ)>
12歳よりフルートを始める。大宮光陵高等学校音楽科を経て、国立音楽大学卒業。および管弦打楽器ソリストコース修了。これまでに佐久間由美子、木ノ脇道元、多久潤一朗、若土祥子の各氏に師事。レナーテ・グライス=アルミンの公開マスタークラスを受講。第43回フルートデビューリサイタルに出演。ソロ、室内楽、オーケストラや吹奏楽などジャンルを問わず様々な演奏活動を行う。 <フォニックス・レフレクション / 上野信一・悪原至・伊藤すみれ・藤澤仁奈(パーカッション・アンサンブル)>
打楽器奏者の上野信一が活躍するソリストたちと1988年に結成したパーカッショングループ。「西村朗パーカッションの宇宙」「安倍圭子マリンバの世界」「フォニックス・打楽器魂」を開催し、安倍圭子やジヴコヴィッチと共演。2013年、西村朗の室内楽オペラ「バガヴァッド・ギーター」を世界初演。NHK BSプレミアムで三度放映。2014年クロアチア国際打楽器音楽祭、2015年「現代の音楽展2015」、ルーマニア国際打楽器フェスティバル出演等、世界的な活躍で注目されている。CD・DVD制作多数。
MASAYUKI NIINO / 新野将之