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エリス・レジーナを彷彿させる、グルーヴィーでスリリングなサウンド。サンパウロのジャジーMPBシーンより近年屈指の名作が誕生!全エリス・レジーナ・ファン必聴。
俄かに盛り上がるサンパウロのジャジーMPBシーンより登場した新星グループ、<カーザ・セッチ>による全曲最高のデビュー・アルバム。ハイレベルかつ多彩なアレンジと楽曲、ギターのカエターノ・ヒベイロを中心とした確かな演奏は、ダニ・グルジェル等のサンパウロ・シーンが生んだ近年屈指の内容。カーザ・セッチはボーカル、ギター、ベース、ドラムスによる4人編成のグループで、カンピーナス大学の卒業生たちによって結成された(カンピーナスはサンパウロ州第2の都市)。
本作『Casa7』はそのデビュー・アルバムで、すでにトン・ゼーやアヒーゴ・バルナベーらと共演してきたメンバーによる演奏は躍動感に充ち溢れている。特にカエターノ・ヒベイロのギターはシコ・ピニェイロのファンにも聴かせたいブリリアントなもの。サンバやボサノヴァ、バイアォンやマラカトゥといったブラジル音楽の多彩なエッセンスを汲み取った現代的なアレンジはエリス・レジーナを彷彿とさせるスリリングなもの。
グルーヴィーであると同時に、ブルージーな陰影と精神性を表現したそのサウンドは、シーンにようやく現れた本格派の証明といえる。楽曲の素晴らしさも他の追随を許さぬ充実度で、全曲最高の仕上がり。グループ紅一点の女性歌手、ルイーザ・トレールの歌声も香り立つような気品があり、その表情はときおりナラ・レオンを想起させる。音楽監督のマルクス・テイシェイラほか、ゲスト・プレイヤーの名演も見逃せない。
(インフォメーションより)
Personnel
Casa7:
Luísa Toller (vocals)
Caetano Ribeiro (acoustic & electric guitar)
Daniel Coelho (acoustic & electric bass)
Dhieego Andrade (drums)
Guests:
Thiago Lourenço: piano (4, 5, 10), rhodes (4, 10)
Edu Guimarães: accordion (2, 6, 7)
Chico Santana: percussion (6, 7, 10)
Marcus Teixeira: electric guitar (8)
Izabel Toller: vocal (7))
CASA 7 / カーザ・セッチ