第四弾のCRAMに引き続き、ISSUGIが新進気鋭の若手ビートメイカーを大胆に起用している。「WATER POINT」は90年生まれの奈良出身のビートメイカー、YOTAROによるものだが、90年代のDJスピナの浮遊感のあるトラックを彷彿させる。YOTAROは今年2月にAru-2との共作ビート・アルバム『ON THE CLOUD 9』を発表する一方で、bandcamp(https://youtaro-sndbse16.bandcamp.com/)に大量のビートをアップ、海外からの反響も少なくない。 AA面の「LINK」は今年2月にISSUGIとJJJが発表したフリーミックステープ『LINK UP 2 EXPERIMENT MIXTAPE』(http://www.dogearrecordsxxxxxxxx.com/artists/issugi/link-up-2-experiment-mixtape/)からの7インチ・カット。トラックはJJJ&OLGAの共同制作で、フックを歌うのは5LACKだ。両曲ともにチルアウトしているが、そんなゆったりとしたリズムの中でもISSUGIのスピットに抜かりはない。(二木信)