URUGUAY/ウルグアイを代表するSSWハイメ・ルースの旧作がCDリイシュー。 1995年リリース作品。 このアルバムは他のアーティストとのコラボレーションで、多くは1983年から1995年の間オルフェオラベルに録音した曲からのセレクトのようです。決してアウトテイク集のようなB級の出来の寄せ集めではないので、作品として楽しめる仕上がりだと思います。他のアーティストと共演していることで、普段とは違うけど明らかにハイメ・ロス的だなと思われる仕上がりに、彼の優れた作曲能力や構成力が見えてくる面白さがあります。なかでも5,6,曲目のESTELA MAGNONEの歌声はハッとさせられるほど美しく、彼女とのアルバムに収録されていたときとは違った聴こえ方がしてきます。パーカッションのJorge Trasanteとの共演作Todo Un Pais Detrás (A Las 10)は2分無いくらい短くてオリジナルの収録音源とは違うのですがハイメ・ロス史上でも屈指の名曲だと思います。改めてマスタリング等をおこなったのか、いくつかの曲はアルバム収録時より音が大きくなっている印象です。