■スティーヴィ・ワンダーの女性バック・ヴォーカル・グループ、ワンダーラヴの一員としてプロの道に入り、90年代はUKアシッド・ジャズ・ムーヴメントの中核、インコグニートのフィーチャリング・ヴォーカリストとして大活躍したメイザ・リーク。インコグニート名盤『Tribes, Vibes & Scribes』収録「Don’t You Worry ‘Bout A Thing」での歌いっぷりは四半世紀経った今でも鳥肌モノだ。2000年代以降はソロ活動を本格化させ1~2年ごとに新作を発表、『Sweet Classic Soul』(2006年)から移籍したShanachie だけでも、この2年ぶりの新作『Love Is A Battlefield』でじつに9作目のリリースとなる。
人女性ロッカー、パット・ベネターが1983年に大ヒットさせた「Love Is A Battlefield」やジャスティン・ビーバー「As Long As You Love Me」といった意外なものから、テヴィン・キャンベルの1993年ヒット「Can We Talk」、アイズレー・ブラザーズ1977年T-Neck録音のスロー・ジャム「Footsteps In The Dark」、ナタリー・コールの1975年デビュー盤のタイトル曲でチャート1位を獲得した「Inseparable」、ルーサー・ヴァンドロス「Because It’s Really Love」まで、メイザがその熟成され艶を増した貫禄ソウルフル・ヴォーカルで料理!