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カーネーション、最新アルバム『Suburban Baroque』が180g重量盤仕様で限定アナログ化!
シンガーソングライターの吉澤嘉代子や田村玄一(KIRINJI)、佐藤優介(カメラ=万年筆)、浦朋恵、岡本啓佑(黒猫チェルシー)といったゲスト陣に加えて、元メンバーの矢部浩志もレコーディング参加。前作から僅か1年、旺盛な創作意欲を反映したストレートなロック・アルバムにして、本年度の国内ロック部門屈指の傑作です!
結成34年を迎えてもなお、若きリスナーから円熟のポップ・マニアまで魅了し、音楽シーンに確固たる存在感を示し続けているカーネーション。9月13日(水)にCDリリースされた17枚目のオリジナル・アルバム『Suburban Baroque』が、180g重量盤でアナログ化となります。
『Suburban Baroque』というタイトル通り、『からまわる世界』('90)『Edo River』('94)『Garden City Life』('95)といった過去の名作たちに連なる、都市近郊の虚ろな日常風景から生まれた楽曲たち。ファンキーで陽性なポップ・ナンバー"Shooting Star"に始まり、グルーヴィーで切ないリード曲"Peanut Butter & Jelly"、美しいメロディを極めたバラッド「夜の森」、キラキラと爽やかなブリティッシュ・ポップ・マナーの"Younger Than Today"、センチメンタル・シンセ・ポップ"Girl"、吉澤嘉代子が艶やかなコーラスを沿えたスウィート・サイケデリック・ポップ"Please Please Please"など、珠玉の全11曲を収録。佐野元春、曽我部恵一、澤部渡(スカート)、吉澤嘉代子と各世代を象徴するシンガーソングライターたちが賛辞を寄せています。
■アルバム発売に寄せられたコメント
カーネーションの新作を聴いた。直枝さんの音楽は健在だ。僕の心を捉えるのは、"Younger Than Today"のソングライティング、"Girl"のサウンド・デザイン、そして「夜の森」のメロディーだ。どの曲も官能的なエッジを持っている。言葉だけでは、メロディーだけでは表せない複雑な感情を伴った調べ、記憶の彼方から覚醒を促されるような音楽だ。カーネーションがこれまで積み上げてきた時間と、まだ見ぬ時間に最大の敬意を。
(佐野元春)
「夜の森」への偏愛を告白させてください。はじめて聴いた時、胸がいっぱいになりました。『ラント:ザ・バラッド・オブ・トッド・ラングレン』一枚分の効能がこの一曲に凝縮されているような気さえします。それなのにこの気持ちを説明することが出来ない。とてももどかしいのだけど、このもどかしささえ愛おしく感じ、自分を確かめるように何度も、何度も聴いてしまいます。「夜の森」の話だけをしてしまいましたがアルバムを通してアイデアとキュートさに溢れた本当に素敵な作品です。"Shooting Star"ではじまり"VIVRE"で終わる、とても美しい円です。
(澤部渡(スカート))
中年男のサイケデリア爆発で、当方悶絶死しました。48分に渡る音の性教育。または脳内迷宮ドライブの記録。当方ヘトヘトです。
(曽我部恵一)
"Please Please Please"にコーラスで参加をさせて頂きました。一聴して、なんて素敵な曲だろうと思いました。甘苦しい青春の煌めきを感じる曲です。直枝さんの声に相応しいヒロインになれるよう、私の中に僅かに育った色気という色気を絞りきり歌いました。
(吉澤嘉代子)
CARNATION / カーネーション