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Kanye West, Tupac, E-40, Lil Jon, Limp Bizkit, T.I., Tyrese, Lil Wayne, Too Short, DMX, Lil Kim etc...ここ数年でこのアーティストがレコーディングに関わったアーティストの一部。ベース、キーボード、トランペットにトーク・ボックスと様々な楽器、機材を操る多彩な才能を自身のアルバムに向けたデビュー作。声は昨今主流のスムージーなハイ・テナー、ファルセットのよれ具合になかなか味はあるものの、それ以上に注目すべきはコンポーザー、アレンジャー、プロデュサーとしての力量。VO.メロをくっきり浮き立たせながら、ボトムは低め、ビートは生々しく、普遍性と時代性のバランスをきっちり意識した確信犯。
<店舗スタッフ・レヴュー>
まずはイントロのドラムのサウンドで、オッと思ったら間違いない。それもそのはず、プロデューサーとしてグラミーにかかわるほどのキャリアの持ち主らしい。フラフラするテナー~ファルセットとボトムがきっちりと利いたサウンドとの絡みがこれほど気持ちが良いものとは。なんでも当初はDJとして活躍していた変りダネ。しかしアレンジなどは勿論のこと、基本となる楽器類もほぼこなしてしまう才能の豊かさが一番発揮されているのはやはりソング・ライティング、アレンジなどの面か。そう思いながら聴いていたら、そのふらつくテナー~ファルセットもクセになってきた。うーん、これはやるなぁ。無垢なようでしっかりとした裏づけも感じられる奇作。
BOSKO