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多くのレゲエ・ファンが心から待ち望んだレゲエの最高傑作アルバム!!!
【輸入盤LP】
Joe Higgs。名著「Reggae Bloodline」の中でもToots、Jimmy Cliffと共に「3人の長老」として紹介された、レゲエ史上最も影響力のある「レゲエの父」と呼ばれる最重要人物。Studio One時代のWailersにヴォーカル・ハーモニーのテクニック、作曲の仕方を教え、また精神的な面でもラスタファリズムなど多大な影響を与えた師匠的な存在として知られ、後のBob Marleyをして「彼は天才だった」とまで言わしめた。Wailersの73年10月のKSANでの、あのとてつもなく素晴らしいスタジオ・ライブ「Takin’ Blues」では、アメリカ・ツアーを辞退したBunny Wailerの代わりにコーラスとパーカッションで参加。当時のジャマイカのミュージシャンにとっては教師のような立場であったJoe Higgsは、多くのジャマイカのミュージシャンにとって最も尊敬された人物の一人であった。
この『Life Of Contradiction』は、Joe Higgsの伝説のソロ・アルバム第一弾で、75年にジャマイカではMike Johnsonの「Micron」レーベルから、イギリスではJunior Lincolnの「Grounation」(『Vulcan』の姉妹レーベル)からリリースされた彼の最高傑作アルバム。そしてこれこそが「レゲエの最高傑作アルバム」として語り継がれる永遠の名盤アルバムである。
このアルバムのハイライトでもあり、彼の人生のテーマ・ソングとも言える“There Is A Reward”はStudio One時代にRoy WilsonとのデュオによるHiggs&Wilson名義で『Wincox』レーベルからリリースされた感動的ですらあるヴォーカル・スカ・ナンバーの、レゲエ・ヴァージョンによる再演。
スカ時代の楽曲が、まるで予め来るべきレゲエの時代を予見していたかのようなとてつもなく感動的なレゲエ・ヴァージョンで、イントロの印象的なギターはNegrilでお馴染みのジャズ・ギターリスト、Eric Gayleによるもの。卓越したソング・ライティングと、多くのアーティストのヴォーカルのコーチでもあったJoe Higgsの哀愁を帯びた力強いヴォーカル・スタイル(モダン・ジャズを愛したJoe Higgsは自らのヴォーカル・フレージングを、ジャズになぞらえて、ヴォーカルそれ自体を一つの楽器のように使うような手法を取っていたと言われる)。そしてこの曲にはまるで彼の人生が、魂そのものが、この1曲に集約されていると思わせるほどの説得力がある。
当時、世界屈指のスラムと言われたジャマイカのゲットーの絶望の中で、決して諦めない希望を歌ったこの曲は、時代を超越して聞く者の胸を打つだろう。
当時のマイナーなリリースであったため聞くことが非常に困難だったアルバムで、多くのレゲエ・ファンが心から待ち望んだ待望の再発!!!この素晴らしいオリジナルのアート・ワーク(UK Grounation盤のアート・ワークを使用)はそのままに、しかも全曲リマスタリングにて発売です。すべてのレゲエを愛する人に捧げられた今年最高の一枚です。絶対に聴いてください!!!
★ディスクユニオンレゲエスタッフが選ぶ2008年度推薦盤★ 実はこのアルバムはディスクユニオン渋谷ジャズ・レアグルーヴ館で、今年最大のヒットを記録したレゲエ商品になった。リリースのインフォが来た段階で、僕 は何が何でもこの名盤の素晴らしさを一人でも多くの人に伝えたかった。そして、もしそれができないのであれば、自分はレゲエに携わる人間として失格だと、 覚悟を決めて挑んだ一枚でもあった。 世の中の名曲と呼ばれる曲がそうであるように、この”There Is A Reward”もまるでJoe Higgs自身のすべてが投影されていると思わせるような説得力がある。ジャマイカのゲットーの中で歌われたこの希望の歌はあらゆる人種、国境、時間、宗 教を越えて人々の胸を打つだろう。巷で言われているような「ポジティヴ」などとは無縁の、真にポジティヴなヴァイブレーションが溢れている名曲だ。 ちなみにこの曲のEvelationレーベルからリリースされた当時のシングルは、アルバムに収録されているテイクとはまったく異なる。よりラフな、(い い意味での)デモ・ヴァージョンのような生々しさが絶品のアコースティック・レゲエに仕上がっている。再発はされておらず、また高額で取引されているが、 機会があったら聴いてみてください。 review: 渋谷ジャズ/レアグルーヴ館 西原 |
JOE HIGGS / ジョー・ヒッグス