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58年デビュー作がアナログ・リイシュー!
「エレクトリカル・パレード」の元ネタを放ったGERSHON KINGSLEYとの60年代ユニットPERREY & KINGSLEYや、ソロとなってからのモンド/レアグル・クラシック『MOOG INDIGO』等でもおなじみ。フランスから全世界、果ては全宇宙までを代表する電子音楽のパイオニアJEAN-JACQUES PERREY。
モンド電子音のパイオニアとしてだけでなくミュージック・コンクレートやテープ・マニピュレーションの分野でも先を行っていた彼のデビュー・レコーディング。レーベルは架空の機関INSTITUT DORMIPHONEによるプライヴェート・プレスという激レア盤です。彼の初期の代名詞とも言えるモンド鍵盤ONDIOLINEのデモンストレーションという側面もあった一枚で、全編にオンディオリーヌを使用。本来はタイトルの「睡眠のための前奏曲」どおりに精神科の不眠症患者向けのいわゆるミューザック・レコード(もしくはJJP独特のジョーク・レコードとも)ですが、まだ世界に羽ばたく前のフランス時代1958年の作品とは思えないアブストラクトでアンビエントでドローンでエクスペリメンタルでミニマリスムな最初期電子音世界をすでに構築しています。ある種教会音楽的な美しさもあり、徐々に眠りに誘われ癒しに包まれていく、、気もしますが、個人的にはどこかノイズに近づくような場面もありむしろ目が醒めるような名品です。PHILIP GLASSやTERRY RILEYの先駆としてはもちろん、近年再び脚光を浴びているニュー・エイジ的価値観でもぜひ。
ナンバリング入り500枚限定盤。
JEAN-JACQUES PERREY