さまざまなハードがプラグインで再現されている現在。新しいハードウェアでも、かつての名機を意識したものが多数発売されています。しかし、その元となった機材の音を知って使っている人は、そう多くありません。この特集では、prime sound studio formと所属エンジニアにご協力いただき、スタジオ所蔵の機材を通した音を体感してもらうのが狙い。3名のエンジニアには、それぞれの特徴と使い方を語ってもらいます。選ばれる機材には、その理由があるのです!
中村弘二(ナカコー)、いしわたり淳治、フルカワミキ、田沢公大の4人によって結成され、1997年のメジャー・デビューから2005年の解散までに5枚のオリジナル・アルバムを残したスーパーカー。特に彼らの音楽的チャレンジの姿勢が際立っていたのが、4th『HIGHVISION』(2002年)と5th『ANSWER』(2004年)ということに異論は無いだろう。3rd『Futurama』(2000年)で片鱗を見せた"ロックとエレクトロの融合"を押し進めた『HIGHVISION』は、大半の曲で益子樹、そしてヒット曲「YUMEGIWA LAST BOY」では砂原良徳をプロデューサーに迎えた意欲作。結果的にラスト・アルバムとなった『ANSWER』も、引き続き益子樹と砂原良徳(「BGM」のみ)をプロデューサーに据え、生演奏でミニマルなグルーブを追究した通好みの一枚となった。今回、そんな両作品が待望のレコード化。その初期段階の模様から本企画をスタートしよう。
■LIBRARY ◎DIGINOIZ『R&B LOVE SONGS 4』 ◎IRRUPT『MODERN ACID 2』
■DAW AVENUE ◎STEINBERG Cubase Pro 9.5 DYES IWASAKI ◎IMAGE-LINE FL Studio 12 DJ Ray(Ray'amor'Loudest) ◎ABLETON Live 9 K(uchuu,) ◎APPLE Logic Pro X 大間々昂 ◎AVID Pro Tools 飛澤正人 ◎PRESONUS Studio One Chihei Hatakeyama