東京の築地本願寺にて、2013 年に行われた日本のクラシック界の若手音楽家27 人とのコラボの模様を記録した「Instruments」(2015)<ソニー・クラシカル>などクラブ・ミュージック以外のフィールドでの活動も活発に行ってきたヘンリク・シュワルツの最新作は、なんと、1945 年にオランダで結成されたメトロポール・オーケストラとの共演 ! これまでディジー・ガレスピー、エラ・フィッツジェラルドからスナーキー・パピー、ベースメント・ジャックスなどとの共演歴からも分かる通り、クラシックというよりジャズやポップを基調とした音楽性が特徴の彼らとのコラボレートは2016 年のADE(Amsterdam Dance Event) でのオープニング・コンサートとボイラー・ルームでのパフォーマンスが基になって新たにスタジオ録音されたもので、ジュールス・バックリーの指揮の元でコンピューターで作られる音と生楽器が絶妙にせめぎ合う唯一無二の仕上がりに ! さらに“Couter Culture”にはジャイルス・ピーターソン主宰の<ブラウンズウッド>からリリースした「Welcome to the Best Years of Your Life」などでおなじみのヴォーカリスト、ベン・ウェストビーチと、2011 年リリースの「Duo」でのコラボも、リズミカルなピアノのアタックとシュワルツ節のエレクトロ・ミュージックの融合によってテクノとクラシックの新たな可能性を示唆したキーボーディスト/ ピアニスト、ブッゲ・ヴェッセルトフトも参加 !