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≪輸入CD:デジパック仕様≫
■1980年、ポップ・グループ解散直前にリリースされた3RDアルバム。過去15年以上に渡って廃盤状態が続いており、待望の復刻リリース!
■マーク・スチュワートらメンバー自身による最新リマスター。
■1STアルバム収録の名曲「シーフ・オブ・ファイア」、「ウィー・アー・タイム」のライヴ・バージョンや、バンド創成期1978年当時のデモ音源「トラップ」、「センス・オブ・パーパス」、そして3枚目の新作アルバムのために準備していた楽曲群は、わずか3年という短い活動期間をすごい速さで進化・変化を遂げながら爆走したザ・ポップ・グループの集大成ともいえる。ロック史~ポスト・パンク史に燦然と輝く名盤。
主要メンバーのマーク・スチュワートとギャレス・セイガーが今回のリイシューに際して、『We Are Time』について、それぞれ下記のようにコメントしている。
マーク・スチュワート「ザ・ポップ・グループはその活動初期からものすごい速さで変化し続けていた。今回の復刻はその最初期に行われた実験の極めて重要なドキュメントだ。『We Are Time』はまさにザ・ティーンエイジ・ポップ・グループのアルバムだ。反抗的な態度に満ちあふれており、このバンドの堅固な自立性と、スタジオ自体がある種の楽器の役割を果たすようになる以前の我々のごく初期のDIY精神を証明するマテリアルが揃っている」
ギャレス・セイガー「このバンドは、不可解なほど純真なやり方でパティ・スミスによるランボオの朗読と、ジェームス・ブラウンと、ストゥージズと、ロキシー・ミュージックと、Tレックスとクラシカルなアレアトリックを融合させようとしていたんだ。その成果は「Genius Of Lunatic」、「Colour Blind」、「Trap」、「Sense Of Purpose」、「Kiss The Book」そして「We Are Time」で聴くことができる。そしてすぐにバンドはそれに加えて、オーネット・コールマン、キング・タビー、ファンカデリック、ドビュッシー、ジャック・ブレル、フェラ・クティ、スティーヴ・ライヒの影響を受けて、それが「Thief Of Fire」になったんだ。」
POP GROUP / ポップ・グループ
ヴォーカルのマーク・スチュワートを中心に英国はブリストルで結成。1978年にシングル「SHE IS BEYOND GOOD AND EVIL」でデビューを果たす。その後、1979年のデビュー・アルバム「Y」でその斬新かつオリジナリティ溢れるサウンドで世界に衝撃を与えた。パンクのアティテュードをベースに置きながら、その音楽性はファンク~パンク~フリー・ジャズなどが渾然一体となった混沌としたサウンドであり、プロデューサーであるデニス・ボーヴェルによるダブ音響処理により、極めて攻撃的で怒りと苛立ちに満ちた独自の革新的なサウンドを作り上げた。1980年、自ら立ち上げたレーベル“Y”から2ndアルバム「FOR HOW MUCH LONGER DO WE TOLERATE MASS MURDER?」を発表。サウンド面においてはさらにファンク色を強め楽曲としてのまとまりを高めながら、マークの歌とも叫びともつかないヴォーカル/アジテーションはさらに研ぎ澄まされ、衝撃の1stアルバムを超える名盤としてロック史に刻まれている。バンドはこの頃から既に空中分解状態にあり、ライヴ・テイクやデモなどを集めた編集盤であるアルバム「WE ARE TIME」を最後に1981年解散。THE POP GROUPやデニス・ボーヴェル、盟友であるTHE SLITS、エイドリアン・シャーウッドらが産み出したサウンドは、後にMASSIVE ATTACKやPORTISHEADやTRICKYらブリストル勢が中心となったトリップ・ホップ・シーンのオリジネイターとしても高く評価されている。そんな中、2010年に奇跡の再結成を果たし、2011年にはSUMMER SONICで来日。2012年には、マーク・スチュワートが7枚目のソロアルバム「THA POLITICS OF ENVY」をリリース。2015年、35年ぶりとなるスタジオ・アルバム「CITIZEN ZOMBIE」を発表。東京を皮切りにワールド・ツアーを行った。さらに12月には2度目の単独来日で大阪に初上陸を果たす。2016年2月には傑作2ndアルバム「FOR HOW MUCH LONGER DO WE TOLERATE MASS MURDER?」を復刻リリースし、話題を集めた。そして2016年5月にDVD付き未発表ライヴ音源集「THE BOYS WHOSE HEAD EXPLODED」を発表。さらに、10月には、プロデューサー=デニス・ボーヴェルと37年振りにタッグを組んだ通算4作目のスタジオ・アルバムである「HONEYMOON ON MARS」をリリース。