謎に包まれた恐竜たちが電子音とビートで現代に蘇る!
「蒸気波要点ガイド / vaporwave essential guide」も話題騒然のNew Masterpiece、初のコンピレーション・カセットが登場。



V.A. オムニバス
架空の恐竜展 / Imaginary Dinosaur Landscape 【DLコード / イラストペーパー付き】
1,620円(税込)
New Masterpiece / JPN / CASSETTE TAPE / NMPDATA038CT / 1007446442 / 2017年07月26日

レーベル立ち上げ3年にして初のコンピレーションは恐竜時代にタイムスリップ!
かつてのエキゾ空間だった恐竜展と、現代も一刻と新説が現れ昨日までの常識が覆る恐竜学に捧げたコンピレーション。
日本全国津々浦々から12組のミュージシャン/トラックメイカーに3分という制約で曲制作を依頼、すべて恐竜の学名で統一されている全14曲はテクノ/synthwave/ベースミュージック/アンビエントと、バラエティに富んだ仕上がりに。さらにカセット版とは違うマスタリングを施したデータ版のDLコードと全収録曲分14体の恐竜たちのイラストを納めたミニペーパーつき。
さあ、40分で巡る1億年前への時間旅行へご案内!





Produced, Compiled & Jacket Artwork by hitachtronics
Mastering by Haruka Kataoka (100yenLABEL)
Casstte Developed by ΔKTR
(C)&(P) 2017 New Masterpiece

Profile/////////
1.ヘントナー大佐
沖縄県在住のトラックメイカー。2013年よりsoundcloudで自作曲を発表、本レーベルや<OMOIDE LABEL>などから作品集を頻繁にリリースしている。その作風はWARPのA.I.シリーズやChildiscを感じさせる不穏さと美しさを兼ね備えたテクノのほか、ここ数年ではJUKE/FOOTWORKに傾倒、JUKEクルー”v.o.c.”に所属する。最新作は2017年6月に<OMOIDE LABEL>からリリースした『Elephant Cage』。

2.RHYTHMBOXER
富山県在住のトラックメイカー。1992年頃から東京で活動開始、現在は地元でマイペースながらライブやラッパーへのトラック提供などで活動中。また、サウンド&レコーディングマガジンに記事を提供するほどのドラムマシンコレクターでもある。本レーベルではtanaka scatのCDのマスタリングを担当しているが、曲での参加はこれが初。本作では、JUKE/FOOTWORKを基調とした活発なトラックを提供。

3.909state
兵庫県宝塚在住のトラックメイカー。2005年よりサウンド&レコーディング・マガジン誌、Shin Nishimura氏主宰の<PLUS RECORDS>、SCEなどのリミックスコンテストで立て続けに入賞し、コンテスト荒らし活動を行ないつつ、ニコニコ動画にてオリジナル楽曲を公開していたところをtofubeatsに発掘され、<MaltineRecords>などのネットレーベルより作品をリリース。以後、オーストラリアのアシッドハウス専門レーベル<AcidWorx>からレコード/データを、自身のレーベル<DESTRUCTION BABY>からもリリースを続ける。
リミキサーとしてはdj newtown(tofubeats)をはじめ、Hiroshi WatanabeやCristian Vogel、果ては佐伯誠之助まで多数の公式リミックスを手掛ける。また、新宿歌舞伎町で開催された『Re:animation 4』への出演、Hardfloorとの共演など、各地でライブ活動を展開中。

4/13.ΔKTR
横浜市在住、boombapを制作するビートメイカー。2013年本レーベルより『SWEPT AWAY』でデビュー。以後、チリ<No Problema Tapes>、イタリア<Turbo Tape Recordings>、米国カリフォルニア<Fuzzoscope>、台湾<Mhz通信販売>など各国のレーベルからカセット(いずれもスプリット作品)をリリース。また、本レーベルでは豊平区民TOYOHIRAKUMINのリリース企画や『蒸気波要点ガイド』での編集/ライティング、そして本作ではカセット制作も手がける。
最新作は<BRRWD>/ドイツ<jakarta records>からの10インチ『suburbanfunkessentials』、<Fuzzoscope>からのソロカセット作品『LALA』。


5/12.takuya (aka DJ Erimakitokage with prankish potato)
90年代後半より音楽制作を始め、2001年・ロスアプソン山辺圭司主催の<時空/是空>より『phosphorescence』でデビュー。2010年にはテクノに特化した2ndアルバム『ViaSpace』を<ExT Recordings>より発表、職人肌の実力派トラックメイカーとして注目される。その一方、Urban Suburbanite / DJエリマキトカゲ / willowy / BeaverTozan など多数の名義を使い分けコンピやリミックスに参加、フィールド・レコーディングオンリーのDJを聴きながらご飯を食べる『Field of Dining Sounds』、ボルダリングジムで(ネパールのダンスミュージック)ゴルジェを聴く『CAFE de CLIFF』などの特殊なイベントを企画・開催、その活動は多岐に渡る。
本作のDJエリマキトカゲ名義での楽曲は2016年に急逝したWOODMANが遺した機材(それも本人愛用のQY70ではなく、逝去後に送られてきたモジュラーシンセ)を使用している。

6.Geodezik
下城貴博のソロ・プロジェクト。1998年、audio activeに見出され彼ら初のプロデュース・アーティストとして<Beat Records>より『Low Bit Life』でデビュー。同年FUJI ROCK(セカンドステージ)への出演、資生堂「UNO」やNIKEのCM、篠原ともえへの楽曲提供など手がける。
過去の共演アーティストはAphex Twin、DMX Krew、Kid 606、Meat Beat Manifesto等。Brian Enoからはその才能を賞賛されるなどワールドワイド認知度を誇る。
本レーベルでは2014年のWOODMANのリミックス企画『WarriorAngel3』に参加している。

7.suwakazuya
2015年米国フロリダ<Squiggle Dot>より作品をリリース。以降VincentRadio出演や、ビート制作のイベントEN-TOKYOに参加するなど、都内を中心に活動。その作風はシュールかつどこか人懐っこい電子音楽だが、本作の参加音源は分数を限定したためか、後者の印象がさらに増した1曲に。

8.ブギー・アイドル
東京都在住。主に1980年代後期のシティ・ポップスに造詣が深く、それらの影響と昨今のvaporwave/synthwaveのムーブメントに感化、その日本語解釈である”ジャスコテック”を標榜し作曲、ライブやDJで活動する。デビューは2014年本レーベルからのΔKTRとの共作『ideal market serenade』。以後ソロ作『何も学ばない旅行』を経て、カナダの<Rain Dragon Records>や米国フロリダ<Squiggle Dot>、日本の<Terminal Explosion>のサブレーベル<B/O/O/S/T/R>などから作品をリリース。最新作は日本在住のアメリカ人・freedrill主催のネットラジオ局兼レーベル<datafruits.fm>からの『音楽より遠く』。


9.ピクニックディスコ
香川県高松市在住、音楽ライターとしても活動する小鉄を中心としたニューウェーブ/シンセポップバンド。本レーベルでも『蒸気波要点ガイド』でライターとして参加しているが、曲での参加はこれが初。2014年に自身のBandcampより発表した『コミュニケーション』では歌モノが中心だったが、本作は最近発表されたソロ曲集に近いインスト曲で、トラックメイカーとしては今年は入江陽、姫乃たまなどとも共演している。

10.bonnounomukuro
兵庫県神戸市在住、2007年本名義での活動を始め、MPC2000をメインに楽曲を制作。
2011年サンプラーの保存エラーの為テープレコーダーへ録音していた時期の曲群をまとめた作品『TAPE DAYS』を虹釜太郎との共同レーベル<ICERICE>よりリリース。2013年YPYこと日野浩志郎(goat, bonanzas) の主宰するカセットテープレーベル<birdFriend>より『Mindows』をリリース、以降さまざまなコラボ、コンピレーションやリミックス企画に参加、精力的に活動する。2014年に本名義以前でのバンド活動も含めた未発表音源のWOODMANによるミックス『Re born nouno tracks & the familytones』を氏のレーベル<BEDBURGER>よりカセットでリリース、同音源はWOODMANの急逝後2017年、本レーベルからデータで再発された。また、最新作は4月地元神戸にて披露したライブセット音源『HerbLessDUB』を本レーベルよりリリース。

11.tanaka scat
石川県金沢在住のトラックメイカー。2009年suzukiskiのレーベル<hint oyaji>より、rei harakami、INNER SCIENCEと肩を並べたコンピレーションCDR『hint oyaji DS』への参加を経て、2011年自主制作にてファーストCDシングル『Pebble』を発表。派手な音圧全盛の現在のクラブシーンの主流からは若干の距離を持った、(pal joeyやsuzukiskiなどを彷彿させる)音の隙間に美意識を見出す庭園のようなテクノ/ハウス/エレクトロを標榜、北陸を拠点にライブやDJでの活動を続ける。2014年から本レーベルよりネットリリースでepをコラボ含め3作、WOODMAN監修によるカセットを1作、CDを1枚発表。
2017年のリリースはラップグループ・SUBMARINEとのスプリット『Akogare Hawaiian Routes EP』、909stateやパソコン音楽クラブのリミックスを収めた『summer resort, summary report』をいずれもCDで発表している。

14.SUNTRA
<WARP>のA.I.シリーズや<Rephlex>などのベッドルーム・テクノを下敷きに、フュージョンやコズミック・ディスコ、ブギー・ファンクまで内包するエレクトロ・サウンドを展開する。
作品集はスウェーデンのネットレーベル<Candy Mind Records>をはじめ、CDRこと恒松光の<RDC>、自らのレーベルよりカセット『BUZZ TOWN』を経て、日本のエレクトロ・パーティ<Tokyo Electro Beat Park>から派生した<Tokyo Electro Beat Recordings>よりリリースする。
また、自らイラストも制作、CDでリリースした最新作『Oblivion Summer Coast』 (2016年)ではジャケットも手がける。

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New Masterpiece Biography///
2013年秋、イラストレーター・hitachtronicsが立ち上げた東京の電子音楽レーベル。同年初夏に前身同人サークル”*HTC Communications"よりリリースしたWOODMANのCDアルバム”one loop beyond”(VHSDISC003)が設立のキッカケとなったが、以降、ネット音楽配信の発達にも関わらず未だに大都市に意識が集中している現在のクラブシーンにおいて、流行に寄り添わず突き放し過ぎない独特の距離と価値感を持ち孤軍奮闘するトラックメイカーを多くとりあげている。
立ち上げ当初はネットレーベルだったが、2016年には札幌在住のvaporwaveアーティスト・豊平区民TOYOHIRAKUMINによる1stアルバム”メモリーレーン”を限定カセットテープと、tanaka scatの数年ぶりのCDシングル”report from the million stones(city)”をリリースした。
また、2016年初夏WOODMAN急逝後、サブレーベルとして氏が生前1997-2000年に遺した膨大なカセットテープをデータ化し復刻するプロジェクト・WOOD TAPE ARCHIVESを2017年より立ち上げ、リリースを続ける。
http://newmasterpiece.tumblr.com/