2008/01/04 | INFORMATION | DISC SYSTEM MEETS INNER SCIENCE・アルバムリリース記念スペシャル・インタビュー!
■リリースおめでとうございます。では、簡単に自己紹介をお願いします。
YASU2B(以下Y) : 2人組DJユニットのDISC SYSTEMで活動しているヤス2Bです。
WACHI(以下W) : 同じく、ワチです。
INNER SCIENCE(以下I) : インナー・サイエンスこと西村です。
■今回こういったコラボレーションとしてのリリースになったきっかけを教えていただけますか?
Y : 僕とINNER SCIENCEで「何かコラボレーション企画みたいな物がやりたいね」って話したのがきっかけです。もう何年も前からお互いに顔見知りだったし、音楽性も認識し合っていたから、お互いが混ざり合う事によって新しい発見や、感覚が生まれたらいいな‥って言う感じで。ちょうど1年位前の話ですね。
■何度か既にコラボレーションという形でイベントにも出演されてますが、曲創りとライブでのコラボレーションの仕方だったり、音創りに関してやはり違いはありますか?もしよろしければ、ライブと楽曲制作での使用機材を教えていただけますか。
Y : 曲創りに関しては、INNER SCIENCEが製作したトラックを各パーツ(ビートやベースライン、ハイハット、エレピなど)ごとに細かく分類して、そのパーツをDISC SYSTEMはCDJを使用し、INNER SCIENCEはPCを用いて新たに構築するといった形態になっております。ライブでも同様の過程を踏み、その中で各パーツに変化を付けるようにエフェクターを使用しております。
W : 完成された作品を繋ぎ合わせる現場でのDJとは違い、一つ一つの単音を組み立ててグルーブを作り上げていく行為は新鮮でした。普段はCDJとかあんまり使わないですしね。
I : 自分は基本一人で制作やライブの全行程ができるわけなので、今回のプロジェクトではまずディスクシステムの存在ありきで発展して行く可能性がある部分に焦点を当てて行きました。音創りに関しては、意識的に普段とは微妙に違う感覚を投入したりしたつもりです。
[使用機材]
DISC SYSTEM : PIONEER CDJ-800×3 , VESTAX PMC-07 PRO×2 , KORG KAOSSPAD 3×1 , PIONEER EFX-1000×1
INNER SCIENCE : ableton LIVE , evolutionのMIDIコントローラーx2 , M-AUDIO Trigger Finger
■聴かせて頂いた感想として、BEATの抜き差しの感覚だったり全体から流れ出す空気感が凄くライブ的というか、音が刻々と流れていくように感じました。お互い今回の楽曲において特に意識された部分を教えて頂けますか?
Y : トラックメーカーとDJのコラボレーションが同時進行する上で必然的にライブ感は強くなりましたね。今回、作品製作→ライブでは無くて、ライブ→作品製作という逆の順序で工程しております。また、1枚のアルバムを1曲とも考えられる構造になっており、その中でDJ的なビートが流れていく&動いていくといった感覚があるのでライブ的と感じられる方も多いと思います。
I : 制作順序がそうであったからこそ、最初から当然のようにMIX CD仕立てのアルバムにすることが決まっていましたね。
■今回のコラボレーションにおいて、お互いの音楽性等再度確認する事になったと思いますが、振り返って頂いて楽しかったところ、逆に難しかったところなどエピソードがありましたら是非教えてください。
Y : まず、3人のプロジェクトなのでお互いにスケジュールを合わせるのが大変でしたね。基礎となるトラックを製作してきている側と、実際にDJブースの前でトラックの構成を確認する立場で多少のタイムラグはありましたね、そこらへんが難しかったです。
W : 3人で黙々と製作するって事はちょっとバンドっぽい不穏な空気が流れそうですが、実際は楽しく作業できました。
I : いつもは一人なので、人と制作をする事自体が久しぶりで楽しかったですね。珍事件も多々あり。
■現在、アナログレコードの需要と供給が以前と比べ減ってきている中で、ご両者ともクラブミュージックや現場で何年も携わって改めて感じるアナログレコードの存在価値で思うことがあれば教えていただけますか?
Y : クラブミュージックのリリース形態がアナログレコードからデータに意向してきているのは感じますね。実際好きなアーティストの音源がデータのみだった、ていう場合もありますし、現場のDJがPCを使用しているのも見ています。今後、データのみのリリースにシフトチェンジして行くのであれば、データを使用していくと思いますが、現状は分岐点のような気がするので慎重に柔軟に対応していきたいと思います。実際、パッケージされた物の方が価値観が重いと思いますし、何よりも大切に扱いたいって心が生まれると思います。アナログ世代なんで、どうしてもレコードにはこだわってしまいますね。これからも買い続けては行くと思いますし、レコード屋さんが無くなったら本当に悲しいですからね~。
I : 創り手としては、あれくらいの曲数で収まるパッケージ感がまず魅力ですし、買い手としてはそこに詰める情熱みたいな物を信じたい所です。まぁ自分はまだレコードをリリースしているので、それ自体が現時点の答えでもあります。
■DISC STSTEMさん、INNER SCIENCEさん共に、様々な音楽に触れていると思える音の幅の広さを感じましたが、特に影響を受けたジャンルやアーティストを教えていただけますか?また、最近注目しているアーティストがいましたら教えてください。
Y : もともとはお互いがヒップホップのDJから始めたので、やはりヒップホップのアーティストには影響されてますね。そこからダンスミュージックに派生して行った感じが現状のDJスタイルにもなってますね。DJで言ったらコンピューマさん(スマーフ男組)が好きですね~、最近注目しているジャンルはHYPHYとかCUT UP HOUSEとかですね。
W : あとワールド・ミュージックとか。
I : 同じくヒップホップからの影響は大きいと思います。あとはクラブミュージック全般から諸々、影響はその都度受けていると思いますが、それを安直に真似しないようにしてきたつもりです。制作ばかりで最近のは全然聴いてません…。
■今後の予定・スケジュールを教えて頂けますか。
Y : 三軒茶屋のorbitという場所でDISC SYSTEMで主催している「WHo'S HoUSE???」というパーティー、DJ MONOLITHとの「stardom」、代官山SaloonにてDIZITSというイベントのレギュラーを中心に活動して行きます。
W : DJ以外に現在、タブラを叩いているのでDJや古典楽器とのセッションを現場に取り入れて行きたいと思います。もちろんDJもやっていきます。DISC SYSTEMでは、今年僕がメキシコ旅行に行った際に持ち帰って来た音源をもとにミックスCDを製作予定になります。
I : 最近だと、自分のレーベルから12inch"elegant confections e.p."をリリースしました。あと、12月にflower recordsからリリースされたeicoのアルバム"メルテッド"にも参加&リリパでDJします。他、詳しくは自分のサイトやROMZのページにて、随時掲載されていますので、是非チェックしてみてください。http://www.masuminishimura.com http://www.romzrecord.com/
■では最後にDISC STSTEMさん、INNER SCIENCEさんご自身からアルバムの紹介をお願いします!!
Y : 既存のトラックを解体、再構築した作品性のあるミックスCDのような内容に仕上がっております。良かったら聴いてみて下さいねっ!!
I : 面白いものが出来ました。二度と出来なさそうな、ある意味奇跡の結晶なので是非聴いてみてください。
■ご協力ありがとうございました。







