Orange Milk [New York / Ohio]
〈Orange Milk〉は2010年にオハイオで拡張するアンダーグランドなエレクトロニック・ミュージック・シーンに特化したデジタル、カセット、バイナルのレーベルとして始動。NYを拠点としながら、Seth Grahamとレーベルのヴィジュアルとアートワークを担当し、Giant Clawとしてソロ活動をするキース・ランキンによって運営され、食品まつり a.k.a foodman、DJ WWWW、toiret status、D.J.Fulltono、CVN、DOK-S、Koeosaeme、mus.hibaなどの日本人アーティストや、Bataille Solaire、Event Cloakなどのカナダのアーティストと強い関わりを持ち、世界へ多くの新鋭アーティストを輩出し、注目を集めている。またフットーワークとヴェイパーウェイヴのムーヴメントにも紐付き、EQ Why、D.J.Fulltono、Darren Keen、death's dynamic shroud、Luxury Elite、Teamm Jordannをリリース、ロシアのシンセ・ポップ・アーティストNV、オーストラリアのアンビエント・グライム・アーティストNico Niquo、NYのアヴァント・クラブ・アーティストBruce Smear、Honnda、そして Machine Girl、デジタル・アブストラクトなアーティストGS Sultan、Loto Retina、Genetics、Windsurfing、Jung an Tagen、その他現代作曲家Ashley Paul、Noah Creshevskyなどをリリース。サウンド、ヴィジュアル共にポスト・インターネット以降の電子音楽シーンに大きな影響を与えている。
https://orangemilkrecords.bandcamp.com
https://soundcloud.com/orangemilk
Giant Claw [Orange Milk / from Ohio]
Giant Clawはヴィジュアル・アーティストである〈Orange Milk〉の共同設立者キース・ ランキンの音楽プロジェクト。レーベル・パートナーのSeth GrahamとはCream Juiceという名義のデュオ・ユニットやDeath's Dynamic Shroudのグループでも活動。ソロのGiant Clawは複雑なハーモニックとメロディックな素材とテクスチュアルなサウンド・デザインを融合させ、唯一無二の間と空間を感じさせるハイブリッドでモダンな作品を創り出すことに焦点を当てている。これまでのアルバム『Dark Web』、『Deep Thoughts』、『Soft Channel』は、NPR、Wire Magazine、Rolling Stone、tinymixtapesなどの媒体に賞賛され、2014年、2015年、2017年の年間ファイバリット・アルバムに選出、2014年のCMJの年間ベスト・アルバムに選ばれている。またデザイナーとしては〈Orange Milk〉に数多くのヴィジュアルを提供し、〈Ninja Tune〉や〈DFA〉のようなレーベル他、New York TimesやMIT Technology Reviewなどの機関からもデザインの依頼を受けている。
https://soundcloud.com/giantclaw
Seth Graham [Orange Milk / from
オハイオを拠点とするエレクトロニック・ミュージシャン。実験電子音楽レーベル〈Orange Milk〉の共同設立者であり、相方のキース・ランキン (Giant Claw)と共に運営している。20代前半から音楽をリリースし、現在休止中のキース・ランキンとのコラボレーション・プロジェクトCream Juice含め、数々のバンド・プロジェクトとソロ・プロジェクトを行い、ソロでは本名名義、Quilt、Henry Dawsonといった名義で活動。音楽を作る彼の思考プロセスは、哲学のアカデミックな背景に基づき、「哲学は自分に、そこに何があるかを明らかにし、そこにあるものだけ表現することを教えてくれた」と述べている。グラハムの作品は鋭いサウンドと浮遊するサウンドが織り成すプールとなり、リスナーの耳をそのたまりへ浸すようなアプローチをとっている。しばしば遊び心として捉えられものの、同時に洗練された空気を維持している。様々な空間のレイヤーを出し入れし、多くのアイデアを3分のセクションに詰め込み、一見それぞれが断絶していながら、全ての作品は常に自身のコンセプトに基づいている。これまでに〈Noumenal Loom〉、〈Los Discos En Fantasmes〉、〈Tranquility Tapes〉、〈Orange Milk〉などのレーベルからリリースされ、最新プロジェクトGaspでは、ロシアのKymatic Ensembleからの依頼の元、作曲家のSean McCannとSarah Davachiと共にモスクワのマルチメディア芸術博物館で行われたフィリップ・グラスのトリビュートのために楽曲を制作。