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リー・コニッツ自身とその共演者、関係者が語る、
"ジャズ・インプロヴァイザー" コニッツの音楽と人生に迫るインタビュー集。
リー・コニッツというジャズ・ミュージシャンとその音楽が初めて多角的に語られた貴重な1冊!
「サウンド&レコーディング・マガジン」(2016年4月号)にて、書評が掲載されました! 評者は横川理彦さんです。
HMV&BOOKS TOKYO『レクイエムの名手』刊行記念ブックフェア「菊地成孔が最近読んでいる、ここ数年で出た19冊」にて紹介されました!
繊研新聞(2016.1.26)にて紹介されました!
「ジャズ批評」(2016年1月号)にて紹介されました!
岡田拓郎さん(森は生きている)が2015年ベストディスクに選んでくださいました!
「レコード・コレクターズ」(2015年12月号)にて書評が掲載されました!評者は原田和典さんです!
amassにて紹介されました!
コニッツ自らがその経歴、師レニー・トリスターノとの関わりなど自身の人生を振り返りながら、
同時にその演奏思想を語ることによって、コニッツの考えるジャズ・インプロヴィゼーションの本質を明らかにしています。
「インプロヴィゼーション(即興演奏)とはいったい何なのか?」という根源的問いに対し、約5年にわたるインタビューを通じてコニッツ独自の哲学、思想、技術を浮き彫りにするとともに、師レニー・トリスターノ、ウォーン・マーシュの他、チャーリー・パーカー、レスター・ヤング、マイルス・デイヴィス、ビル・エバンス、オーネット・コールマン、ウェイン・ショーター等、ジャズ史におけるリーダーたちの演奏や行動に対するコニッツ独自の観察や分析も語られています。
さらに、ジョン・ゾーン、オーネット・コールマン、ソニー・ロリンズ他主要人物39名への直接インタビューも収録。
コニッツ、トリスターノ派の代表的アルバム紹介も掲載。
<インタビュー・アーティスト>
ジョン・ゾーン、フィル・ウッズ、ソニー・ロリンズ、オーネット・コールマン、ガンサー・シュラー、ポール・ブレイ、
デイヴ・リーブマン、グレッグ・オズビー、ビル・フリゼール、テッド・ブラウン、ケニー・ウィーラー、マイク・ズワーリン、
ハル・マキュージック、ジョージ・ラッセル、クレア・フィッシャー、シーラ・ジョーダン、ビリーバウアー、サル・モスカ、
アラン・ブロードベント、ビル・フゼール、エンリコ・ピエラヌンツィ 他
<目次>
第1章シカゴでの若き日々
第2章音楽形成への影響
第3章トリスターノ師事時代
第4章初期のコラボレーション
第5章スタン・ケントン楽団と1950年代の名プレイヤーたち
第6章芸術としてのインプロヴィゼーション
第7章『モーション』と1960年代アヴァンギャルド
第8章楽器と演奏技術
第9章1970年代とピアニストたち
第10章演奏素材としての曲
第11章1980年代から現在まで
・解説と訳者あとがき
・アルバム選
・主要ジャズ・ミュージシャン生没年チャート
・索引
<リー・コニッツ略歴>
1927年10月13日生まれのアルトサックス奏者で、ソニー・ロリンズと並び、いまだ現役として演奏を続けている数少ないジャズ巨匠のひとり。チャーリー・パーカーと距離を置きつつ、レニー・トリスターノという孤高のピアニストに師事しながら独自のサウンドを開拓して1950年代のジャズ黄金期に活躍した。その後師と訣別した60年代から20世紀後半を経て現在に至るまで、一貫して誰の真似でもない自前の音楽を追求してきた真のジャズ・インプロヴァイザーである。
翻訳 : 小田中裕次(おだなか・ゆうじ)
アンディ・ハミルトン
アンディ・ハミルトンは現在イギリスのダラム大学(Durham University)教授で、哲学およびジャズ史・ジャズ美学の講義を担当している。これまでに香港大学、西オーストラリア大学(パース)でも哲学の講師として教鞭をとってきた。
本書の他にも『Aesthetics and Music (Continuum, 2007)』、『The Self in Question: Memory, the Body and Self-Consciousness (Palgrave, 2013)』、『Wittgenstein and "On Certainty" (Routledge, 2014)』などの哲学関連の著作がある。
またライターとしてオーネット・コールマン、ソニー・ロリンズなど本書に登場するジャズ・ミュージシャンの他に、エリオット・カーター、カイヤ・サーリアホ、クリスチャン・ウォルフなどの現代音楽作曲家へのインタビューを行ない、長年にわたってそれらの記事を「ザ・ワイア」誌、「ジャズ・ジャーナル」誌、「インターナショナル・ピアノ」誌などに寄稿してきた。
同氏はまたジャズ・ピアニストでもある。