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1998年にジム・オルークのレーベル
1988年にポルトガルのレーベルAma Romantaよりひっそりとリリースされた本作がなぜ名作として世に知られたのか?その背景には興味深いいきさつがあった。1991年頃ドイツ・ケルンで、レコードショップ兼レーベルのA-Musik周辺の主要人物:Jan St.Werner(Mouse On Mars)、C-Schulz、Frank Dommert (sonigレーベル運営)、GeorgeOdijk(A-Musik創設者)たちと、Jim O'RourkeとChristoph Heemannらが一緒にいた時に、Heemannがポルトガルから持ってきた『Plux Quba』と書かれた謎のレコードを聴いていた。誰もポルトガル語が分からなかったため『Plux Quba』がグループ名なのか、アルバム名なのか、レーベル名なのか不明だったが、ミニマルで、穏やかで、メロディアスなアブストラクト・サウンドは、これまでに聴いたものとは完全に異質で、彼らは強い好奇心を示したという。何か参照になるものがあるかと試みると、クラウトロックや実験~即興音楽の最先端のすべてが詰め込まれていながらも、とらえどころが無く、電子音楽のパイオニアRobert Ashleyの後期作品との類似点を彷彿させながらも、それは思い違いだと気づくだろう。
90年代後半より広がりを見せたエレクトロニカ~音響シーンを予言するような本作は、88年では早すぎた内容だったが、幸運にも1998年に
★2010年に出版されたディスクガイド『裏アンビエント・ミュージック1960-2010』では<裏1988年>を代表する1枚に選出。
★2015年に
NUNO CANAVARRO / ヌーノ・カナヴァーロ