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儚げな歌声と叙情的なメロディ、そしてアグレッシヴなギター・サウンドで独自の世界観を持つワン・アンド・オンリーな存在:デス・キャブ・フォー・キューティーの、前作より約4年振りとなる最新作のカセット・テープ!
この最新作『KINTSUGI (邦題:金継ぎ』は、グラミー賞Rにノミネートされた2011年の前作『コーズ・アンド・キーズ』から約6年振りとなる新作となり、またデス・キャブ・ フォー・キューティーにとって、2014年にバンドからの脱退を表明した創立メンバーの一人であり、ギタリスト/キーボーディスト/プロデューサーでも あったクリス・ウォラがいない状態で発表する最初のアルバムとなる。
ロサンゼルスにてプロデューサーにリッチ・コスティ(フランツ・フェ ルディナンドやミューズ、インターポールなどを手掛ける)を迎え制作されたこの最新作 のタイトルには、「金継ぎ」という、日本の伝統的な陶磁器の修復方法の名前が付けられている。この「金継ぎ」とは、割れたりかけてしまった陶磁器を金や 銀、白銀といった貴金属でその割れ目を継ぎ、その割れ目を隠すのではなく、あえてその継ぎ目自体をデザインとして楽しむ手法を言うのだが、ダメージや擦り 切れたものをそのものの歴史の一部として受け入れる、という物の哀れの美学といった哲学を意味するタイトルがこの最新作にはつけられたのだ。
「僕 たちの内部で起こっていた出来事、そしてここに収録されている楽曲で歌われる歌詞の内容などを考えて、この壊れたものを修繕し、新たな美を生み出して いく、というこの言葉が、僕たちにすごく大きく響いたんだ」と、この「金継ぎ」というタイトルをヴォーカリスト/ギタリストのベン・ギバート、そしてドラ マーのジェイソン・マックガーに提案した、ベーシストのニック・ハーマーは語る。「哲学的に、精神的に、そして感情的に、ここに収録されている楽曲たちを 完璧に言い表している言葉のように感じたんだ」
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DEATH CAB FOR CUTIE / デス・キャブ・フォー・キューティー