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レーベル
NEW WEST
国(Country)
IMPORT
フォーマット
CD
規格番号
0739663952
通販番号
AWS171013LILLY1
発売日
2017年10月13日
EAN
0607396639526
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商品詳細情報

ナッシュヴィルの”トリニティ・レーン”に根を下ろしたシンガーソングライター、リリー・ハイアットが自分の過去に向き合い落とし前をつけたエモーショナルな自伝的作品『TRINITY LANE』。 90年代オルタナ・ロックの影響と自信の血に濃く流れるサザン・ロックやアメリカーナ、フォークの要素を組み合わせたアメリカン・ロック・サウンドに彩られた、一人の女性のロード・ムービーが今幕を開ける――!

現在ナッシュヴィルを拠点に活動する、 女性シンガー・ソングライター、リリー・ハイアット。NEW WEST RECORDSからの第一弾リリースとなる『TRINITY LANE』を引っ提げ、彼女がシーンに戻ってきた。実際に彼女が現在住んでいる場所からタイトルを取った、約2年振りのスタジオ・アルバム『TRINITY LANE』のプロデュースを手掛けるのは、Shovels & Ropeのマイケル・トレント。アルバムのレコーディングも、彼のサウス・カロライナにあるStudio Beesでアンディ・ディクソンをエンジニアに迎えて行われた。
『TRINITY LANE』というタイトルから察せられる通り、本作は、リリー・ハイアットにとって極めてパーソナルな、自伝的作品となっているという。その中には、彼女がここに来るまでくぐり抜け、また乗り越えてきた様々な困難も描かれているという。そもそも彼女が”トリニティ・レーン”へ住まいを移したのは、パートナーと別れ、家を出たため。ジョン・モアランドとのツアーを終えた彼女は、その場所で独り、自分と向き合いながら、アルバムに収録される曲の大部分を作り上げたという。リリー曰く「住むには安くて、近所にはありとあらゆる人たちが住んでいるけど、お金持ちはいなさそう」な場所である”トリニティ・レーン”。彼女の家は森のすぐそばにあり、木々を眺めながら曲作りを行っていたそう。そんな木々に囲まれた環境で、日記を綴るように、また時には告白するように、もしくはセラピーを受けているかのように、アルバムに収録される曲の大部分が出来上がっていった。そしてそれらを手に、彼女は自分のバンドを引き連れ、レコーディング・スタジオに向かったのだった。
自分を鋭く見つめながら、赤裸々に己を曝け出す彼女の詞世界を彩るのは、ピクシーズやダイナソー・ジュニア、そしてパール・ジャムなどの90年代オルタナ・ロックの影響と自信の血に濃く流れるサザン・ロックやアメリカーナ、フォークの要素を組み合わせたアメリカン・ロック・サウンド。
「私はロックするのが好きなの」と語る彼女はさらにこうも続ける。「(プロデューサーの)トレントはそれを思いっきりその部分を引き出してくれた。ルールや約束事なんて考えずに演奏した。だって、そんなの守ったことなんてないし、信じてもいないから・・・怒れる女性に対してオープンで、そんな彼女たちが音楽を通じて怒りを表現するのを受け入れていた90年代が懐かしいわ。怒る女性はもっと受け入れられるべきだと思う」
だからと言って『TRINITY LANE』が怒っているアルバムかというと、全くそうではない。これは、失恋を乗り越え、アルコール依存症を克服し、母が亡くなった年に自分が近づいたときにようやく、母の自殺を受け入れることができた彼女が、自身の感情と過去に向き合った、その心のままを描いたエモーショナルな作品である。例えば、アルバムに収録されている「Different, I Guess」は、失われた恋を歌った、スローなフォーク・バラードであり、「Imposter」では、彼女の父、ジョン・ハイアットが1歳で母を亡くした娘を育てるにあたって遭遇したであろう困難を描いている。そして「I Count On You」はそんな家族を綴った記録のような曲であったりするのだ。
そしてリリー本人は、完成した本作についてこう語るのだ。
「このアルバムには希望が沢山詰まっているの。確かにたくさんの痛みも含んでいるけど、この作品はそうした痛みに対して、もっと成熟した反応をみせている。ここにある感情に責任を持ち、その本質がなんであるか理解する。前よりも明るく物事が見れるようになったって感じね。この域に到達するまで時間かかっちゃったけど」
イースト・ナッシュヴィルの”トリニティ・レーン”に根を下ろしたリリー・ハイアットが、自分と向き合い、自分の内なる物語を描いたドキュメンタリー、それが本作『TRINITY LANE』。一人の女性のアメリカン・ロード・ムービーがギターが鳴り響くロック・サウンドとともに、今その幕を開ける。


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