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世界で熱狂的に支持される稀代のストーリー・テラーであり天才シンガー・ソングライター、ベン・クーパー =ラディカル・フェイス。悠久の名作と語り継がれうる「家族」をテーマにした一大長編三部作の2作目!
エレクトリック・プレジデントとしても活躍する米フロリダ州ジャクソンヴィルのアーティスト、ベン・ クーパーのメイン・プロジェクト=ラディカル・フェイス。彼のライフ・テーマである「家族」をテーマにした「The Family Tree」三部作の2枚目となる待望のニュー・アルバム。1800年〜1860年の架空の家系をモチーフにした前作において、その時代背景に合った楽器だ けを基本的に用いるというリミットを自ら設ける挑戦を行っていたが、本作ではベンの紡ぐ物語の時代も移り、1860年〜1910年のあいだの家系を描きながら、必然的にサウンド・プロダクションも大き な発展を遂げている。ミニマルな楽器編成を精緻なレイヤード・サウンドで補うことで達成していた深みあるフォーク・ミュージックの要素はそのままに、より 多くの楽器を投入した重厚でアップテンポのポップ・サウンドは、ベイルートからボン・イヴェールに比肩する豊饒さと荘厳さを獲得したと言ってよい。 『The Roots』が「物語の口承」を歌詞のコンセプトにしていたのに対し、『The Branches』は「手紙」をコンセプトにしている。ある人物と別のだれかとの往復書簡を元にした小さな物語によって大きなテーマを描ききっている。今回、数々の楽器が使用されているが、ヴィオラ・ダ・ガンバとファゴットで友人が参加し、また1曲ピアノで弟のエメラル・クーパーが参加している以外はすべ ての 楽器をベン・クーパーが操り、自身のホーム・スタジオでたったひとりで突き詰めている。10人兄弟の長男でもあるベンは今回のプロジェクトのために家系図 を調べ、さらにアメリカの歴史も勉強し、彼自身の経験をふまえたうえで本作を作り上げている。前作『The Roots』は自身のレーベルBear Machine Recordsからでしたが、名門Nettwerk Recordsと契約してリリースされるこの大作は、アメリカン・フォーク・ミュージックの可能性を拡張しうる傑作。
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RADICAL FACE / ラディカル・フェイス
アメリカのフロリダ州ジャクソンヴィル出身ロサンジェルス在住のアーティスト/小説家/プロデューサー/ミュージシャンであるベン・クーパーのソロ・プロジェクト。 高校時代にバンドを組むも、高校卒業後は音楽の活動を一切やめ、作家になることを志したベンは家にこもって小説を書きつづけた。ある日、ほとんど書き上げていた物語を保存していたパソコンが壊れ、すべてが消えてしまう出来事をきっかけに音楽の道に舞い戻る。高校時代のバンドメイトだったアレックス・ケインを誘い、いっしょに音楽を作りはじめ、エレクトリック・プレジデントを結成。2006年にベルリンの名門レーベルMorr Musicからデビュー。 ラディカル・フェイスとしては、オフィシャル・デビュー・アルバム『Ghost』が2007年にMorr Musicよりリリース。シンガー・ソングライターとしての卓抜した作曲能力と天賦の歌声、巧みなアレンジメント能力が光る名作だったが、シングル「Welcome Home」がニコンのキャンペーンソングに選ばれたり、その他、さまざまな映像作品に使用されたりしたことにより、世界中のiTunesのランキングにチャートインを果たし、大ヒットを記録した。 数々の楽器をひとりで操り、多重録音の極みとも言える豊潤なレイヤードサウンドと圧倒的なコンセプト・メイキングによって世界中で熱心なファンを獲得しつづけている。2011年に「家族」をテーマにした「The Family Tree」三部作の1作目『The Family Tree: The Roots』をリリースし、2013年には三部作の2作目『The Family Tree: The Branches』をリリース。そして、2016年『The Family Tree: The Leaves』によって三部作がついに完結。これまでに3度の来日ツアーを成功させている。