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今年没後50年を迎えるキング・オブ・ソウル、オーティス・レディング。 「ドック・オブ・ベイ」、「ペイン・イン・マイ・ハート」、「リスペクト」などのヒットを放った彼が、26年の短い生涯の中でリリースしたスタジオ・アルバムを全て収めたアナログLPボックスが登場!しかも全部モノラル音源!!
■不滅のキング・オブ・ソウル、オーティス・レディング。今年12月10日に没後50年を迎え、また彼にとって最期のそして最大のヒット・シングル「ドック・オブ・ベイ」が来年に発売50周年を迎えるなど、R&B/ソウル史にとって重要なメモリアル・イヤーが続くが、その中、オーティス・レディングが生前遺したスタジオ・アルバムを1つに集めたアナログLPボックスが発売となる。
■本ボックス・セット『THE DEFINITIVE STUDIO ALBUMS COLLECTION』に収録されているのは、1964年のデビュー・アルバム『PAIN IN MY HEART』から、1968年、彼の死後にリリースされた『THE DOCK OF BAY] までの7作。いずれのスタジオ・アルバムも、レコードのオリジナル・アートワークを可能な限り再現。VOLTやSTAXなどのオリジナル発売時のレーベルや品番などの詳細なディテールも反映している。しかも今回は全てモノラル音源での再発。いくつかのタイトルは「初」のモノラル発売となる。
■僅か26年の人生、しかもSTAXでの活動はたったの5年。しかし、その間オーティスは、60年代ソウル・ミュージックを代表する数多くのヒット曲を遺し、後のミュージック・シーンやヴォーカリストに多大な影響を与えることになる。その中には、デビュー80万枚を売上げるヒットとなったデビュー・シングル「These Arms of Mine」、「Pain In My Heart」、ぐいぐいと聴き手を魅了する「Security」、ギタリストのスティーヴ・クロッパーとの共作によるアップ・ナンバー「Mr. Pitiful」、1965年末に大ヒットした「お前をはなさない」、悲しみに満ちたヴォーカル表現が素晴らしい「マイ・ラヴァ-ズ・プレイヤー」、フックのフレーズが印象的な「Fa-Fa-Fa-Fa-Fa(Sad Song」、テッド・ルイスのカヴァー「Try A Little Tenderness」などをはじめ、死の3日前にレコーディングされ、R&Bチャート3週、ポップ・チャート4週1位を記録したという「ドック・オブ・ザ・ベイ」などが含まれる。
■今年12月に没後50年を迎えるオーティス・レディング。死後半世紀を経た現在もなお彼は、「キング・オブ・ソウル」としてゆるぎない地位を誇り、往年のファンだけでなく若い、新しいファンを魅了し続けているのだ。
【収録アルバム】
LP1: 『Pain In My Heart (Mono)』
ソウル・ミュージックの代名詞的存在であるシンガー、オーティス・レディングの渾身のデビュー・アルバム。初ヒット「These Arms Of Mine」、R&Bチャート11位まで上がった「Pain In My Heart」など、思いが溢れ出る渾身のソウル・バラードにただただ圧倒される。ベン・E・キングの名曲「Stand By Me」、敬愛するサム・クックの「You Send Me」などのカバーも、まだ青臭さを見せながらオーティス節で見事に歌い切ってみせる。このあと世界を制するオーティスの偉大なる出発点がここに!
LP2: 『The Great Otis Redding Sings Soul Ballads/ソウル・バラードを歌う (Mono)』
「Mr. Pitiful」を筆頭に、オーティスの独創的で真摯なソウル・シンギングが溢れ出た2作目。独自のソウル表現に磨きをかけ、スタックスのハウス・バンド、ブッカー・T.&MG'sとの息もあった本作は、「ソウル・バラードを歌う」 とのタイトル通り、実直で真摯に歌われたスロー・バラードが多くを占める名盤だ。初めてR&Bチャートのトップ10に入り、オーティス生涯の代表作となるリズム・ナンバー「Mr. Pitiful」など自作曲の他、名曲のカヴァーもオーティスの手中に。
LP3: 『Otis Blue/Otis Redding Sings Soul (Mono)』
シンプルで心に迫るソウル・ミュージックの金字塔!オーティス・レディングの最高傑作と名高い3作目。ブッカー・T&MGズの面々を中心にしたスタックスのスタジオ・ミュージシャンたちとの息もぴったりと合い、全米R&Bチャート2位の「I've Been Loving You Too Long/愛しすぎて」、同4位の「Respect」、ローリング・ストーンズのカバー「Satisfaction [I Can't Get No]」、そしてサム・クックの「Change Gonna Come」と息つく暇もない名唱の数々。無駄な曲がひとつもなく、おそるべき完成度で迫る。24歳のオーティスの才気が爆発した真の傑作だ。
LP4: 『The Soul Album (Mono)』
ソウルを代表する存在となったオーティスがさらに深みを増し自信を持って送り出した、渋みの効いた4作目。ヒット曲はR&Bチャート15位を記録した、ホーン・アレンジがダイナミックに迫る渾身のメンフィス・ソウル・バラード「Just One More Day」のみだが、揺るぎないソウル表現者としての自信が 「ザ・ソウル・アルバム」 というタイトルからも伝わる傑作である。テンプテーションズの「It's Growing」、サム・クックの「Chain Gang」など、カバー曲も完全にオーティスのスタイルで再生してみせた。
LP5: 『Complete & Unbelievable, the Otis Redding Dictionary of Soul/ソウル辞典 (Mono)』
代表曲「Fa-Fa-Fa-Fa-Fa(Sad Song)」、「Try A Little Tenderness」を含む、オーティス絶頂期を記録した5作目。こんなにも悲しみと喜びに満ちた 「ソウル辞典」 を作れるのはオーティスだけ。劇的なアレンジでポップスの古典を自らの代表作にした「Try A Little Tenderness」、誰もが口ずさみたくなる「Fa-Fa-Fa-Fa-Fa(Sad Song)」、泣き崩れんばかりの熱唱バラード「My Lover's Prayer」、ビートルズ「Day Tripper」のカバーや重厚なブルースまで、ブッカー・T.&MG'sらと作り出した最高のメンフィス・ソウルがここに。
LP6: 『King & Queen (Mono)』- Otis Redding & Carla Thomas
メンフィス・ソウルのキングとクイーンが出会って生まれた、ソウル男女デュエットの第一級娯楽アルバム。男女の軽妙な掛け合いをコミカルに聞かせ、R&Bチャート2位となったファンキーな人気曲〈トランプ〉を筆頭に、オーティス・レディングとカーラ・トーマス、2人のメンフィス・ソウル体現者が自ら楽しんで作り上げたことが伝わる娯楽盤。実力者2人が力を合わせれば、ソウルの名曲に新たな命が吹込まれる。レーベル・メイトであるエディ・フロイドの代表作「Knock On Wood」のカヴァーはR&Bチャート8位のヒットとなった。
LP7: 『The Dock of the Bay(Mono)』
全米ナンバーワン・ソング「(Sittin' On)The Dock Of The Bay」を収録した、不世出のシンガー最大のヒット・アルバム。1967年12月、飛行機事故によって突然この世から去ったオーティス・レディング。その死の数日前に吹込まれた「(Sittin' On)The Dock Of The Bay」は、オーティスの新境地となる作品であり、R&B/ポップ両チャートで1位を記録した。オーティスの未来がここに込められていたのだ。本アルバムは既発のシングル曲や死の直前に吹込んだ作品を収めた、追悼盤といえるもの。オーティスのアルバムで最高位となるポップ・アルバム・チャート4位を記録した。 <メーカーインフォより>
OTIS REDDING / オーティス・レディング