絶好調のロザリオ・ジュリアーニ、待望の新作!!今回は、RICHARD GALLIANOとの共演がなんといっても話題だ。今、最高に話題のピアニスト、ジャン・ミッシェル・ピルクをバックにしてのリラックスしつつ粋なバップ・テイストのMORE THAN EVERで洒落た幕を開けた後は、モードを通過し、ピアソラの世界にまで挑戦。正にこれが歌心ある奏者のなす作品と言えるのだろうが、様々な趣向の音楽をプレイしつつ、渾然一体としたカッコ良さを放つのはさすがとしか言い様がない。特に5曲目と6曲目のインパクトは絶大。二つの異なったフォーマットの特長を生かし、アコーディオンとは哀愁を漂わせ、ピルクとはカッ飛びの演奏で疾走する。正に現代ナンバー1アルティストの実力発揮作。1と6におけるピアノの表現力も面白く、ピルクのファンも楽しめること間違いなし。60分、一気に聞かせるインパクト大なアルバムだ。 REMI VIGNOLO(b) , BENJAMIN HENOCQ(ds) , RICHARD GALLIANO(acco3.4.5.10) , JEAN-MICHEL PILK(1.2.4.6.8)
