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LEE MORGAN  リー・モーガン
VOL.3 (200G/MONO)
CLASSIC RECORDS / US / LP / 050202-17 / 2005年02月02日 / 4,400円(税込)
 
*MONO
CLASSIC RECORDS社のブルーノートQUIEX SV-P 200G VINYL復刻シリーズ。モノラル録音です。

BN第3弾『Vol.3』はテナー奏者としてだけではなく作曲家としても才能を遺憾なく発揮したBゴルソンを音楽監督に迎え、彼が全曲を作曲・編曲した3管編成のセクステット。これほどまでに全曲が超名演の大名盤だと書くのに困ってしまいます。
A1「ハサーンズドリーム」ピアノレスでミディアムテンポのアラブ風テーマが奏でられた後、モーガンを皮切りに各ソロイストが天才的なプレイ。ゴルソン編曲のアンサンブルが死ぬほど心地良くて心地よくて。
A2「ドミンゴ」張り詰めた緊張感、6人が高揚してゆく感じ、テーマの美しさ、アドリブソロパートの完成度、アンサンブルが入ってくるタイミングとその後の展開、そして可憐なフィニッシュ。何百回聴いてもこの凝縮感に興奮を感じ、本盤の価値が高まっていく最高に素晴らしい一曲。
裏面いきます。ブラウニーことクリフォード・ブラウンが不遇の事故死したのが56年で、その翌年にゴルソンが追悼曲として作った名曲B1「クリフォードの思い出」18才とは到底思えないモーガンの成熟したバラード。ヴィブラートが程よく曲想と溶け合って目を閉じると陶酔の極地。切々と歌い上げられるブラウニーへの想いが十分過ぎる程伝わってきて真剣に聴けば聴くほど胸が締め付けられる感じを押さえられなくなる。思い出と愛情に溢れた美しすぎる悲しいバラード。
B2「メサビチャント」バラードの後にマイナーのミディアムアップを配したゴルソンとライオンのセンス、と言うかバランス感覚がかっこいいなぁと思います。ゴリ押しのモーガンのソロも若々しくてシビレます。
そしてラストを飾るB3「ティップトーイング」パーシップの小気味良いハイハットとチェンバースの太いウォーキングベースに乗っかる気持ち良い三管のアンサンブルをテーマに持つ柔らかく清々しい曲。ソロ回しの途中で短いアンサンブルが入ったりして構成も新鮮。
全曲通して印象的なのはモーガンの切れ味抜群のソロや気持ち良いハイノート、そしてやはりゴルソンのエモーショナルな楽曲と完璧に構築されたアンサンブルアートでしょう。クラシックレコーズのハイクオリティーなマスタリング、カッティングから生み出される分厚い音圧で聴くとなおさらの感動です。
LEE MORGAN(tp), GIGI GRYCE(as), BENNY GOLSON(ts), WYNTON KELLY(p), PAUL CHAMBERS(b), CHARLIE PERSIP(ds). 1957年
渋谷JAZZ/RARE GROOVE館 野村優
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