|
|
 |
|
|
ANGELO CANELLI アンジェロ・カネリ
|
|
PLAYS THE MUSIC OF STING |
|
WIDE SOUND / ITA / CD / 050621-01 / 2005年06月21日 / 2,405円(税込)
|
|
|
|
| |
イタリアの隠れた実力派ピアニストANGELO CANELLIの新作はスティング曲集。蜂の柄なのか黄色い縞々の背景に、指先から得意げに針を突き出したポートレイトがジャケという、かなりノリが良いというかふざけたスタンスなので誤解されてしまいそうですが、これは良いです。元々スティングの曲は美しいメロディの中にかなりの屈折を抱えた曲想の物が多いだけに、ジャズに良く合うのだと思います。多くのジャズメンによるカバーがありますが、表面的なメロディの綺麗さをなぞるようだけの演奏が多いのも事実。 このCDではカルテット、クインテット、ヴォーカル入り等様々なアプローチでゾクゾクするようなジャズスピリッツ、そしてスティングの音楽の深みを表現しています。1曲目「FRAGILE」の冒頭の寂寥感を湛えたウッドベースの響き、情熱的なピアノの美メロに乗って、スコーンと抜けるようなサックスが狂おしい演奏にすっかりはまってしまいました。 続く演奏もハードバップの興奮を前面に出しながら、常に一捻りがあって飽きさせません。リーダー自身のピアノもこれはちょっと凄いぞと思わせるテクニシャンで、ドライヴ感も抜群でもろに私好み。トリオでの録音も過去にある人ですが、新録トリオが待ち遠しい一人になりました。最後にブックレットの中ページの見開きのイラストの馬鹿ばかしさは、CDを買った人だけのお楽しみ。 ANGELO CANELLI(p),GIANLUCA ESPOSITO(sax),SAMUELE GAROFOLI(tp),DIANA TORTO(vo),JASON STEWART(b),MAURIZIO ROLLI(b),ISRAEL VARELA(perc),JASON MARSALIS(ds),MASSIMO MANZI(ds) |
|
新宿ジャズ館 羽根智敬 |
|
|
|
|
|
|
|