ベルギーを代表する人気ピアニスト、エリック・レニーニのトリオ作品があのLABEL BLUから登場。レニーニといえば、IGLOO原盤、国内盤にもなった”アントレーグ”,JAZZ CLUBなるインディからリリースされた”ナチュラル・バランス”でファンの方には、おなじみの存在ですが、実に12年ぶりとは！！これは待ちに待った新作です。10年も経てば本人の中にも様々な変化もあったことでしょう。作風は今までの路線とすこし変わって、ヨーロピアンというより、アメリカの匂いが漂う一枚となりました。特に、フィニアス・ニューボーンのコンポーズや縁の曲では、ブルージィな演奏。また、言わずとしれたスタンダード"FOR ALL WE KNOW","PRELUDE TO A KISS"では、古き良きアメリカのスタンダードの匂いが彷彿としています。今時の演奏らしく、ビョークの”JOGA"なども織り込みつつ、構成された全12曲。取り立ててヨーロピアンという範疇で無理にくくることなく、自由に楽しんで聴ける良質のピアノ・トリオ。ちなみに、ステファノ・ディ・バティスタのバンドで、現在も絶好調活躍中なのが、このエリック・レニーニ！なのです。
