2,096円(税込)
※5,000円(税込)以上買うと送料無料!新品でも中古品でもOK!
山本隆のJAZZ IN THE WORLDより
解説を読んでみた。「そんななか、ボクにとっての一番の関心事は常にこのバンド、Totem Poleでした。Totem Poleは、社会の音楽産業の流れとはまた別の立ち位置から、ガラパゴス的に発展してきました。自分の中で<気になること>を正直に音に変換できるサウンド。肩肘張らないサウンド。」とご本人の弁で書いてあった。丁度、1曲目の「Wendy」が聴こえてきた時で、「なるほどなぁ」と思った。特にガラパゴス的という単語に共感を持った。そこまで自虐しなくても、と思った。菅野さんは、オーソドックスなジャズを自分なりにオーソドックスにやっている自分を客観的に理解しているのだろう。敢えて、ボクはこのサウンドが好きなんだ、と胸を張っている訳で。その自信に満ち溢れた様がサウンドの隅々に出ているようだ。すっかり気に入ってしまった。確かに最近には無いスタイルかもしれないが、それが新鮮、というかこういうのを待っているファンも沢山いるのだ(と思う)。このアルトの音色もいいじゃないですか。ボクには、50年代のアメリカのジャズを思わせてくれる。調べると、色々な作品にも参加されている人です。「Wendy」、「Emily」、「Long ago and far away」、「Over the rainbow」あたり良かったです。
(山本隆)
菅野浩(as)
紅野智彦(p)
吉田豊(b)
紺野智之(ds)
HIROSHI SUGANO / 菅野浩