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MICHAEL DEASE マイケル・デュース

Grace

JAZZ LEGACY PRODUCTIONS / US / CD / JLP1001007 / 2010年06月10日 / 1,000円(税込)
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2010年9月度スタッフ推薦盤

マイケル・デュース。正直このアルバムを聴くまで全く知らなかったのですがグラミー賞を受賞の経歴があるとのこと・・・勉強不足ですね。
さて、早速ですがまず1曲目のジョビンの『DISCUSSAO』がとにかく美しくてイイです!シンプルなこの曲のメロディーを美しく柔らかな音色で歌心溢れるデュースの演奏は本当に素晴らしいです。こういったボサノバはトロンボーンと本当に相性バッチリですね!アレンジも素晴らしいです。また、このアルバム通して弾いているピアノのサイラス・チェスナットが随所に光ります。曲、ソロイストの最善を引き立てさせる演奏は本当に素晴らしいピアニストなのだと再認識しました。
そしてこのアルバムでは曲目によりロイ・ハーグローヴやクラウディオ・ロディティなど多数の豪華なゲストが参加しているのですが、中でもエリック・アレクサンダーが参加している2曲目のマッコイの『BLUES ON THE CORNER』が最高です!『あれ?この人こんなプレイする人だったっけ!?』と思うようなとてもユニークなソロではじけています!やはりジョーヘンを意識しているのでしょうか?
曲が進んで行くと今度はしっとりとしたバラードに。丁寧に歌い上げるデュースはバラードにおいても素晴らしいです。しばらくして『あれ?これどっかで聴いたことある曲だな~?』と思ってジャケを確認するとマイルスの『FOUR』(5曲目)でした(笑)。なるほど!アップテンポのイメージが強いこの曲ですがこういうアレンジもありですね!とても新鮮で新たな発見でした!ピアノのソロが終わりテナーサックスのソロへ『さすがエリック。味わい深いプレイだな~』と思って聴いていましたらこのサックス、デュースでした(笑)。太い音色に細やかなニュアンス・・・いやはやとても片手間で演奏しているものとは思えません。
圧巻は6曲目のオスカー・ピーターソンの『TIPPIN’』。超アップテンポにも関わらず、ボサノバやバラードを吹いていた美しい音色のまま縦横無尽に吹くフレーズには一切の淀みがありません。ゲストのロイをも完全に圧倒しています。きっとライブでデュースを見ると汗一つかかずにスライドが目にも止まらぬスピードで動いていることでしょう(笑)。とにかくもの凄いテクニックです。
ラストはミルトン・ナシメントの『SALT SONG』です。私はこの曲大好きです。『お、ソプラノサックスだ、これはまさか・・・』案の定デュースでした(笑)。ソプラノのソロが終わり、前座は終わりだと言わんばかりに(こちらが本職なのでしょうが)トロンボーンで乗りに乗りまくって吹き倒しています。おみそれしました。
全12曲、約72分とボリュームたっぷりのアルバムですが、前述のとおり曲ごとに多数の豪華なゲストに加え、4ビートやバラードはもちろん、ボサノバ、ラテン、アフリカン調の曲(4曲目)などバラエティに富んでいて飽きません!オススメです!!!
余談ですが、デュースは1982年生まれだそうです(28歳)。まさか私より年下だとは・・・!ジャケを見て失礼ながら40手前だと思っていました(笑)。NYの最前線で活躍するプレイヤーの面構えとはこういうものなのですね。自信と余裕でみなぎっている表情をしています。
(営業部 川村)

Michael Dease(tb)
Cyrus Chestnut(p)
Rufus Reid(b)
Gene Jackson(ds)
Roy Hargrove(tp/flh)
Claudio Roditi(flh)
Eric Alexander(ts)
Sharel Cassity(as/alto fl)
Steve Davis(tb)
Mark Whitfield(g)

 

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