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レーベル
HATOLOGY/HAT HUT RECORDS
国(Country)
SUI
フォーマット
CD
規格番号
636
通販番号
JZ061214-24
発売日
2006年12月14日
EAN
0752156063629
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商品詳細情報

Stev lacy などの多くの大御所のリリースでも高名なスイスの老舗レーベルhathutより2006年のファイルなるとなるこちらのアルバム。フリージャズ、アバンギャルドよりの作品を多く輩出することでも有名なこのレーベルだが、そうは言い切れない作品は多くある。このColin Vallonというイケメン。unit recordから発表した事もあるスイスのピアニスト。洗練されている。そして美しい。さらにメロディアスである。これがそれ。12曲中8曲が自作でありいろいろな要素が詰め込まれている。約1分半で終わる4曲目は自分のしたことだけを詰め込んだといわんばかりのいさぎの良さといい、じわじわと始まり緊張感をもたせつつも終わるこちらも1分半弱の8曲目。その後の曲の美しさはこの上なく、儚く、感動的。演奏はもちろん作曲者としての手腕もかなりもの。特筆すべきところは1曲ではなくこのアルバムを通しての1枚。よかった。
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このレーベルから出る作品というのは一定以上の美意識に適ったもの、という印象がある。レーベル・オーナーのウェリンガー氏の美学というか。このレーベルの愛好家というのが日本全国には実は大勢いる。10年くらい前にハットレーベルの特集、スタンプカード作って、「ハットのジャズを聴こう」キャンペーンを張った時も、沢山のCDが売れていった。ウェリンガー氏は来日もして、ユニオンでトーク会も催されたのだった。ボクは、いつもハットのCDを鑑賞する際に構えてしまう。ボクの領域を超えるものであったらタイヘンなことになるからだ。まぁ別にそんなタイヘンではないかもしれないが、疲れる。このCOLIN VALLONはどうか。正直領域内で助かった。つい50分前までは、アート・テイタム風の「SWEET LORRAINE」聴いて、いいなぁと思っている自分とは明らかに違う態度で聴いている訳。テイタムも最高なのだが、どこかに迷走中、何かを瞑想中っていう感じ。混沌としたモノから抜け出せないでいる足掻きというか、そういう感じ。いいですね。
(山本隆)
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コリン・ヴァロンのピアニズムは、陰影や憂いといった要素と、暖かさや叙情的な要素の双方が共存したものであり、まるで冬空の寒さの下に射し込んだ陽光のぬくもりのような心地良さを感じることができます。デビュー作から2年を経た本作においては、スピリチュアル・ミュージックやブルガリアのフォーク・ソング、そしてクランベリーズの名曲“Zombie”を取り上げるなど、さらに大きく幅を広げた彼の音楽表現を味わうことができる構成となっております。新鋭ピアニストの中でも抜きんでた表現力を持ったコリン・ヴァロン、ぜひご一聴ください。

■COLIN VALLON(p),PAT MORET(b),SAMUEL ROHRER(ds)

ソングリスト

  • 1. Le Paradis Perdu 7:10
  • 2. Babylone 6:56
  • 3. Swing Low 4:31
  • 4. Souris 1:25
  • 5. Trenke, Todorke 4:20
  • 6. Sous-Marin 1:08
  • 7. Je Ne Sais Pas 7:45
  • 8. Robots 1:24
  • 9. Zombie 6:02
  • 10. Mardi 5:48
  • 11. Quand Méme 5:29
  • 12. Elle 4:41