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SOLO IN MONDSEE : MONDSEE VARIATIONS I - X
ECM /
GER /
CD /
JZ070625-02 /
2007年06月25日 /
2,500円(税込)
文句なしに美しい。こんなにも妥協なく瞬間的に唄い続けられるピアニストが他にいるだろうか。即興で紡がれるフレーズ、コード進行。1つの音を発するぎりぎりの瞬間まで音を選んでいるかのような、この震えるような間は何なのでしょう。ECMの前作「not two, not one」で、彼が初めてベーゼンドルファーのピアノを弾き、アイヒャーは今作のコンセプトであるオーストリーはモントゼーのベーゼンドルファー・インペリアル・グランドでソロをレコーディングするアイディアを得たそうです。ですがファンからすると今作の大きな関心は「ポール・ブレイが35年ぶりのECMソロ・ピアノ!」という点でしょう。彼は本当にたくさんのソロ・ピアノを発表してますが、その始まりはECMの「Open, to Love」であり、その次のECMソロ・ピアノが今作です。初期のソロの多くが「溜めに溜めてからの信じられないような爆発的美メロ展開」だったのに対し、Steeple Chase作品が代表するあたりの変化以降、もっと人間味をました「溢れでる美メロ」に変わっていきます。そして今作はその集大成ソロ・ピアノ盤といいきりたい。(トリオ盤は「not two, not one」の10曲目を俄然推しです。)1曲目から震えます。4曲目の4分35秒目のフレーズで泣きそうです。2曲目はオーネット作曲の楽しい「Latin Genetics」です。5曲目、ヴィクター・ルイス参加の「Reality Check」より「It isn't (paul bley)」の選曲には個人的に大喜びです。6曲目は「8th Avenue (paul bley)」みたいです。7曲目、4分54秒目の方向転換にはもう脱帽、そこから8、9のすごいこと!8曲目で「お!似てる!」と本人思ったのか、9曲目でその似てる曲「all god's chillun got rhythm」から出発したものすごい展開を見せてくれます。ラストの10曲目はしょっちゅう現れるポール・ブレイお気に入りのメロディ、そのミステリアスでいて可愛いフレーズを連発したテーマで、ブラッド・メルドーが「Knives Out」のアドリブ中にこのフレーズをパクったのを私は聴いた事があります。リー・コニッツもファン・サービスで使ってました。きっとみんなポール・ブレイが大好きに違いありません。
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