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これまで日本でも演奏やワークショップ活動などを行ってきたスイスのフリー系サックス奏者、URS LEIMGRUBERのソロ・アルバム。「ONE」「TWO」~と続く曲名といい、以前出た『TEN PIECE FOR SAXOPONE』に連なる作品でしょうか。内容についてはまず「サックス・ソロ好きは必聴!」と強く訴えたいところ。サックス一本ながら、トラック毎にハッキリと移り変わっていく曲調。静かな場面でも激しい局面でも常に持続する強靭なテンション。数々の特殊奏法、超絶技巧を遺憾なく使い分けながら13の断片を紡ぎ合わせていく様には、飽きる要素が微塵もありません。凄まじい。「楽器」と「息」を自在に操っての多彩な弱音の嵐も、また「鳴るように」吹いたときの楽器の響きも素晴らしいんです。「音色」あっての音楽なのだなあ、と。1曲ごと「おいおい、まだ引き出しがあるのかよ!?」と驚愕させられているうちに、あっという間に過ぎ去ってしまう13曲1時間9分。大傑作です。
URS LEIMGRUBER(sax) |